茶道具 翔雲堂

商品No.0095
溜塗大棗
作品名:溜塗大棗
作者:中村恭蔵
価格:30,000円
蓋裏:吉野山蒔絵
備考:桐箱入

■溜塗(ためぬり)について
溜塗は、下地の段階で赤い色を着色し、
仕上げに半透明な漆を塗り下の赤が、
上の漆を通して見える塗り方だそうです。

特に赤の色の強く仕上げたものを
「朱溜(しゅだめ)」というのだとか。


■吉野山の桜樹
奈良にある吉野山は、桜の名所みたいです。

吉野山は平安時代頃から桜が植え続けられてきたようです。

特に桜が数多く集まる所があり、
いずれも一目千本と呼ばれ山下の北から山上の南へと順に
下千本・中千本・上千本・奥千本と呼ばれているのだとか。

かつては、高城山から金峯神社にかけても、
数多くの桜樹があったのだとか。

吉野山に桜が多いのは、
桜が神木であるとされたことによるそうです。

一説に、修験道の開祖とされる役小角が、金峰山で修行を積み、
その結果、金剛蔵王菩薩が出現して、これを感得し、
蔵王権現像を「桜樹」で彫ったとすることから来ているようです。

以降、蔵王権現に祈願する際には、
神木とされる桜の苗を寄進するのが、
最善の供養となる風習が起こり、
平安時代の頃から多くの桜が植えられるようになったのだとか。


■中村恭蔵
本名:宗恭 昭和07年 石川県山中町(石川県加賀市)に生まれる。
昭和21年 師:父に師事。
昭和57年 東京三越本店で林野庁長官賞。
昭和62年 裏千家茶名:宗恭を拝受。
平成04年 裏千家準教授拝受。
平成06年 加賀古陶:上野与一に陶芸を師事。

東京三越本店で開催される全国漆器展において、
林野庁長官賞受賞等、全国漆器展等で受賞多数。

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