茶道具 翔雲堂

商品No.0297
溜塗大棗
作品名:溜塗大棗
作者:道竹
価格:10,000円
備考:桐箱入

■溜塗(ためぬり)
溜塗は、褐色味の強い透明な漆を、
厚めに塗り立て仕上げたものだそうです。

透明感のある飴色の漆が美しい塗で下塗りの色で、
朱溜塗・紅溜塗・黄溜塗、
木地を見せた木地溜塗などがあるようです。

朱漆の上に透漆をかけたものは、
紅溜(べにため)というみたいです。


■溜り醤油
溜塗の「溜」は、「溜(たま)り醤油の色」に、
由来するという説があるようです。

醤油には、濃口醤油・薄口醤油・
さいしこみ醤油・白醤油・溜り醤油などが
あるみたいです。

溜り醤油は、東海地方で製造・消費されている醤油だそうで、
濃口醤油との大きな違いは原料なのだとか。

濃口醤油は、大豆と小麦が半々ですが、
溜り醤油は大豆のみで製造するようです。

「たまり」が、文献上に初出したのは、
1603年に刊行された『日葡辞書』だそうです。

「味噌から取る、非常においしい液体で、
食物の調理に用いられるもの」
との記述があるみたいです。

江戸時代初期までは、
日本の醤油の主流は色の濃いたまり醤油だったようです。

1640年代頃、巨大な人口を抱えて、
醤油の一大消費地となっていた江戸近辺で、
風味が優れており製造工程も改良した
「濃口醤油」が考案されたみたいです。

「薄口醤油」は、1666年に揖保郡龍野で、
円尾孫兵衛が醤油もろみに、
米を糖化させたものを混ぜる事により、
色の薄い醤油を創り出したのが最初なのだとか。

1781年には、玖珂郡柳井津の高田伝兵衛によって
「甘露醤油(さしみ醤油)」が開発されたようです。

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