茶道具 翔雲堂

商品No.0358
黒楽茶碗
作品名:黒楽茶碗
作者:伊藤桂楽
価格:10,000円
備考:桐箱入

■ノンコウについて
ここでは「ノンコウ」について説明しようと思います。

ノンコウというのは、
三代目樂吉左衛門(道入)の別名だそうです。

彼は、歴代随一の名工とされているようで、
幕釉・飴釉・白鼈甲釉・蛇蝎釉・砂釉・朱釉等の、
変化に富んだ釉技を創出したみたいです。

艶やかな光沢を放つ黒釉を区切って、
黄釉で抽象的な文様を描く等、
長次郎が否定した装飾への道を切り開いたと言えるのだとか。

本阿弥光悦とも親交が深く、光悦の黒樂茶碗の、
殆どはノンコウの釉薬や窯によって、
焼成されたと伝えられているそうです。

ノンコウの名前の由来は、
千宗旦が、道入に花入れを贈り、
これに「のんこう(乃無己)」と銘し、
道入を訪問するのを「のんこう」へ行くと言ったという説や、
江戸時代初期の男性の髪形に「のんこ」があり、
それに関連していたという説があるようです。


■伊東桂楽
初代・寄神宗白に師事。
桂窯で、茶の湯のやきもの一筋に30余年活動。
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