茶道具 翔雲堂

商品No.0367
青楓掛分け茶碗
作品名:青楓掛分け茶碗
作者:橋本紫雲
価格:12,000円
備考:桐箱入

■掛分けについて
掛分けは、二種以上複数の色釉を左右、あるいは上下に流掛けしたり、
施釉したりしてデザイン・発色の変化を求めたものだそうで、
本作品は、黒と白の二色に分けられているようです。


■青楓とは
青楓(あおかえで)は、楓(かえで)の若葉のことで、夏の季語だそうです。


■楓と椛の語源
楓と椛(もみじ)は、どちらもカエデ科カエデ属の植物で、
植物学的には区別はしないみたいです。
通常は、カエデの仲間の特にきれいな種類を「椛」と呼ぶようです。

「楓」の語源は「蛙の手」⇒「かえるで」⇒「かえで」
から来ているそうです。

木偏に風と書く「楓」、元々、中国にカエデと良く似た、
マンサク科の「楓(フウ)」というのがあるそうで、
日本人が勘違いして「楓(カエデ)」としたのが始まりだそうです。
中国でカエデは「槭」と書くそうです。
木偏に親戚の「戚」みたいです。

「椛」の語源は諸説はあるそうで、
 ・揉んで染め出す紅色「もみ」が語源で、
 動詞「もみづ」は紅葉することとする説。
または、
 ・紅花から染料を「揉み」出すと、紅や黄色に変化するため、
 「もみ」が「紅」を指すようになり、楓の紅葉(こうよう)も、
 この紅花から染料を抽出するときの色の変化と類似しているので、
 「もみずる」が「紅葉(もみ)ずる」となり、
 名詞化して「もみじ」になったとする説。
などがあるようです。


■橋本紫雲
昭和15年 京都生まれ。
昭和39年 同志社大学卒業。
 同校卒業後、川島織物入社。
 織物に関しての美術研究。
昭和44年 家業の陶芸の道に入る為退社、父城岳に師事する。

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