茶道具 翔雲堂
商品No.0370
作品名:萩焼茶碗
作者:小野光臣(椿秀窯)
売り切れ
備考:桐箱入
■萩焼の陶土
萩焼の特徴は、「陶土」「作風」「高台」にあるそうです。
ここでは、「陶土」についてのみ説明しようと思います。
萩焼は、目の粗い土を使うため、浸透性・保水性・保温性が高く、
土と釉薬の収縮率の違いによりできる、
表面の細かなヒビ(貫入)から水分が浸透し、
器の中から表面にまで至るのだとか。
この浸透により、使い込むほどに器の色合いがだんだんと変化するそうです。
萩焼の土は、山口県防府市の大道(だいどう)で採掘された「大道土」、
山口県萩の沖にある見島(みしま)で採れる、鉄分の多い「見島土」、
福栄村福井下金峯で採れる細かな砂質の白色土「金峯土(みたけつち)」
などを使うそうです。
例えば、大道土の場合、
砂礫(されき)混じりの、可塑性に富んだ土で、
耐火度もあり、青白色みたいです。
粘り気が少ないので、やや扱いに注意が必要だとか。
加工は、長い年月をかけて出来上がった自然のままの粘土の状態に手を加え、
精製し、使い易い状態に加工するみたいです。
焼きあがりは、薄黄土色になるようですが、
酸化・還元・別の土(見島土とか)との混合などで、
色が橙色に発色したりもするそうです。
■小野光臣(おのみつおみ)
1952年生まれの萩焼陶芸家。
初代兼田佳炎に師事。
窯は、椿秀窯(ちんしゅうがま)
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