茶道具 翔雲堂

商品No.0436
丹波茶入
作品名:丹波茶入
作者:石田陶春
仕覆:利休梅
備考:桐箱入

■丹波焼について
丹波焼は、丹波国立杭を中心として焼かれる陶器の通称で、
「立杭焼」ともいうそうです。

日本六古窯の一つで、平安末期から鎌倉初期から始まるとされ、
大同元年(806年)、長門国萩の陶工・風呂藪惣太郎が、
陶法を伝えたという口碑もあるとか。

慶長末頃まで三木峠、床谷、源兵衛山、
太郎三郎(たきうら)、稲荷山の「穴窯」で、
種壺や甕など無釉の焼締陶を焼き、これを小野原焼というようです。

慶長16年(1611年)頃に「穴窯」に替わり、朝鮮式の「登り窯」が築かれ、
左回りの蹴轆轤(けろくろ)、釉薬も使われるようになるとか。

寛永年間、小堀遠州の指導により茶碗・茶入・水指・建水等が作られ、
「遠州丹波」と称され、
茶入に中興名物「生野(いくの)」があるそうです。

鉄分の多い土で、黒味を帯びさびた味わいがあるみたいです。

釉薬は、灰釉、赤土部釉、飴黒、
江戸後期から白釉、土灰釉が使われるようです。

中興名物「生野」は、小堀遠州が丹波に因み、
同国の名勝生野を銘にしたものだそうです。

遠州の好みで作られたものとだとか。


■石田陶春(いしだとうしゅん)
1944年 兵庫県加古川生まれ。
1965年 陶芸を志し各陶郷を巡学。
1967年 丹波立杭森本陶谷先生に師事。
1970年 相野に登窯を築窯独立。
1974年 穴窯築窯。
1984年 大穴窯築窯。
1992年 小登窯築窯。
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