茶道具 翔雲堂

商品No.0594
色紙掛
作品名:色紙掛
価格:3,000円
備考:紙箱入

■『寸松庵色紙(すんしょうあんしきし)』
ここでは、三色紙(さんしきし)のうち、
『寸松庵色紙』について説明しようと思います。

『寸松庵色紙』は、『古今和歌集』四季の歌を抜き書きしたもので、
もと粘葉装冊子でだったものが、分割され色紙形になったそうです。

織田信長の家臣で茶人だった、
佐久間実勝の塔頭・寸松庵の旧蔵であったことからこの名があるとか。
寸松庵は、大徳寺龍光院の境内に築かれ、
前庭一面に小松を植えていたので寸松庵と名付けられたみたいです。

東京国立博物館にある「断簡」は、
「秋のつき 山へさやかに てらせるは
 おつるもみちの かすをみよとか」
(『古今和歌集』秋歌所収の1首)
の歌を散らし書きにしたものみたいです。

書風は典麗高雅。線は勁く緩急自在の変化は見事で、
古来、散らし書きの絶品といわれるようです。
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