茶道具 翔雲堂

商品No.0597
幅広色紙掛
作品名:幅広色紙掛
価格:15,000円
寸法:長さ124cm/横幅44.5cm
備考:紙箱入

■「小倉色紙」について
ここでは、「小倉色紙」について、
簡単に説明しようかと思います。

「小倉色紙」は、鎌倉幕府の御家人で歌人でもある、
宇都宮蓮生(宇都宮頼綱)の求めに応じて、
藤原定家が作成した色紙で、
飛鳥時代の天智天皇から鎌倉時代の順徳院まで、
100人の歌人の優れた和歌を一首ずつ選び、
年代順に色紙にしたためたものだとか。

13世紀前半「小倉山荘色紙和歌」「嵯峨山荘色紙和歌」
「小倉色紙」などと呼ばれたものが、
後に、小倉山で編纂したという由来から
「小倉百人一首」という通称が定着したそうです。

室町時代後期に連歌師の宗祇が著した
『百人一首抄(宗祇抄)』によって研究・紹介されると、
小倉百人一首は歌道の入門編として、
一般にも知られるようになったのだとか。

定家から蓮生に送られた「小倉色紙」は、
蓮生の子孫にも一部が受け継がれたそうです。

室町時代に茶道が広まると、
「小倉色紙」を茶室に飾ることが流行し、
珍重されるようになったみたいです。

戦国時代の武将・宇都宮鎮房が、
豊臣秀吉の黒田長政に暗殺され、一族が滅ぼされたのは、
鎮房が豊前宇都宮氏に伝わる「小倉色紙」の提出を、
秀吉に求められて拒んだことも一因とされるそうです。

「小倉色紙」はあまりにも珍重され、価格も高騰したため、
贋作も多く流布するようになったようです。

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