茶道具 翔雲堂

商品No.オ-20
乾山竹絵筒茶碗
作品名:乾山竹絵筒茶碗
作者:平安松斎
価格:10,000円
備考:高さ8.2cm/木箱入

■筒茶碗を使った点前の特徴
筒茶碗を使った点前の特徴は、
茶筅通しと茶巾の使い方と、
左横に立てかけて茶杓・茶筅を仕込むことでしょうか。

茶筅通しの場合は、
お茶を点てるお仕舞いの茶筅通しの時、
茶碗をかたむけるそうです。

茶碗を拭くときも、
茶巾を人差し指と中指とではさむようにして、まず底を拭き、
茶碗のふちにかけて、いつものように三度半拭いたあと、
茶巾を茶碗からはなさず、下において、
茶巾をはなして、上部をすこし折って、釜の蓋の上に置くみたいです。

これは、いつもの茶碗の拭き方のように、縁から先に拭くと、
底を拭くとき、指や手先が、茶碗の内部にふれるからなんだそうです。

しぼり茶巾という扱いも特徴で、
茶巾を水屋でしぼったままの姿で茶碗に入れ、
釜の蓋をあけると、それを横一文字に蓋の上に仮置きして、
茶碗に湯を入れ、茶筅を茶碗に入れて、そのままにしておき、
茶巾をとって、いつものようにたたみ、蓋の上に置き、
茶筅通しをするそうです。

これは、筒茶碗は寒い時に使用するので、
茶巾をたたむあいだ、湯が入っているから、
茶碗が少しでも温まるのだとか。

利休百首22に
「筒茶碗深き底よりふき上がり 重ねて内へ手をやらぬもの」
とあるようです。


■松斎
○初代松斎
明治初年 清水三寧坂にて専ら陶彫を

○二代松斎(菊次郎)
大正二年 窯を五条から日吉町に移す。(緑居窯)
初代より陶彫の技を継ぎ、
中国古陶の釉薬の研究に没頭。
中でも蘇波釉・海鼠釉・辰砂釉・青磁等に妙技を揮う。

○四代松斎(茂郎)
新匠工芸会会員として作家活動を続ける。
岐阜に所有する登り窯で焼成した作品で数々の賞を受賞。

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