茶道具 翔雲堂
ひと口知識
※内容に間違いがあるかもしれませが、ご了承ください。
また、ここの文章に関しては、質問等は受け付けていません。ごめんなさい。
簾ってこんなの
簾(すだれ)は、竹や葭(よし)などを編んで、
部屋の仕切り、あるいは日よけのために、
吊り下げて用いるものだそうです。
横方向に垂らすような形で用いる「掛け簾」のほか、
縦方向に立て掛ける形で用いる「立て簾(たてす)」
ヨシを素材として編まれた「葦簀/葭簀(よしず)」
などがあるようです。
■茶室では
下地窓・連子窓・貴人口の外側にかけるそうです。
席中の採光の調節を図ったり、
初座・後座の陰陽の転換を図るみたいです。
小間には、皮付の葭、
広間には、皮剥きの葭や白竹・伊予竹を使うとか。
■高炉峰の雪は
特に、緑色の布の縁取りなどをした簾のことを、
御簾(みす/ぎょれん)と言うそうです。
大名や公家などが部屋の中や外を分けるのに使われていたとか。
その歴史は長く、小倉百人一首の人物描写にも、
御簾が描かれているようです。
枕草子で出てくる簾は、この御簾のことだとか。