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人はよし 思ひ止むとも 玉鬘(たまかづら)
影に見えつつ 忘らえぬかも
天智天皇の崩御の前後に、
倭大后が詠んだ三首の歌のうち、
最後の一首(挽歌)だそうです。
大化の改新で蘇我入鹿を討った巨星・天智天皇。
671年9月に病気に倒れ、672年1月7日に崩御するみたいです。
その後、天智天皇の弟(天武天皇)と、
天智天皇の息子が戦を起こし(壬申の乱)、
世は天武天皇の治世へと移って行くそうです。
「たとえ他の人は、この悲しみを忘れることがあるとしても
私には美しい玉鬘のように、あなたの面影が見えて、
忘れることができません。」
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