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■祥瑞(しょんずい)とは
祥瑞は、中国江西省景徳鎮の民窯で明末期〜清初期に作られた、
青花磁器のことだそうです。
日本の茶人の注文により焼かれたとか。
硬い厚手の白磁胎で、
胎土に小さな黒い粒が混じるものもあるそうです。
厚い透明釉がかかり、
染付は鮮やかなバイオレットブルーに発色するみたいです。
古染付にくらべると成形は精緻で、
一般に虫食いはないとか。
祥瑞には、ペルシャ産の青料(回青)が用いられたそうです。
永楽保全・和全父子は、祥瑞写しの名人と言われていますが、
この色調は再現できずに終わっているとか。
祥瑞の名は、盛期の銘に
「五良大甫 呉祥瑞造」
とあることから、
「祥瑞」と呼ばれるようになったみたいです。
この銘は、呉家の五男の家の長子・祥瑞が造ったという解釈が、
定説になっているようです。
林淡幽
昭和20年 京都生まれ。
昭和43年 龍谷大学東洋史学科を経て入陶。
伯父二代林円山のもとで作陶。
昭和46年 陶号「淡幽」として独立開業。
昭和47年 大徳寺昨夢会会員となる。
昭和48年 建仁寺管長・竹田益州老師より「五山窯」を賜わる。
昭和49年 青樹会茶陶展会員(東京日本橋三越百貨店)毎年1回。
昭和51年 清楓会茶陶展会員(東京池袋西武百貨店)毎年1回。
昭和51年 日芸展会員となる。
昭和52年 大徳寺如意庵・立花大亀老師に支持される。
昭和53年 現代名士陶彫展会員・毎年1回。
昭和53年 京焼名工、染付け・色絵展出展。
昭和56年 千雲会(大阪高島屋百貨店)。
昭和59年 川崎大師(平間寺)誕生850年祭奉納。
昭和62年 個展(東京日本橋三越百貨店)。
平成03年 現代茶の湯公募展入選。
平成05年 作陶25周年記念店(大阪・大丸)。
平成07年 京洛ノ花(陶・染・漆)展出品。
平成10年 作陶30周年記念展(京都・高島屋)ほか。
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