作品名:文台女桑
備考:紙箱入 |
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女桑は、キハダというミカン科の広葉樹を着色したもののようで、桑(本桑)の代用材として用いられるそうです。
キハダは、黄蘗色(きはだいろ)ともよばれる鮮やかな黄色の染料で、 その心材も黄色がかって、木目がはっきりしているため、 家具材などに使用されるみたいです。 ただし軽量で、軟らかいため、あまりにも強い荷重がかかる場所には向いていないのだとか。 わざわざ女桑として代用材を用いるのは、養桑農家が減り 本桑の生産量が減り続けているからみたいです。 農林水産省の蚕業に関する調査に、 年々減り続ける本桑の現状がわかる統計表が出ているそうで 桑園の使用面積だけ見ても、 平成15年には「3,841ha」あったものが、 平成20年には「2,011ha」に減っていることがわかるみたいです。 |
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作品名:二月堂机
備考:紙箱入 |
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二月堂は、東大寺二月堂の食堂(じきどう)で使われたもので、
正式には、二月堂食堂机と言うそうです。 東大寺二月堂には、室町時代の建物で、 参籠(さんろう)所と呼ばれる重要文化財があるみたいです。 正確には北半分が参籠所、南半分が食堂で、 その中間の通路は、細殿と呼ばれるようです。 食堂には賓頭盧尊者(ぴんずるそんじゃ)像と、 重要文化財の訶梨帝母(鬼子母神)像を安置しているとか。 ■修二会(お水取り) 日本の仏教寺院では、修二会(しゅにえ)と呼ばれる法会があるようで、 旧暦の二月はインドの正月にあたるとして、仏への供養を行うそうです。 ただ、外国に修二会はなく、本当の起源ははっきりしないのだとか。 特に東大寺二月堂の修二会は「お水取り」の通称で知られるそうです。 正式には「十一面悔過法」と言うようです。 二月堂の本尊十一面観音に、過去の罪障を懺悔しするといった意味でしょうか。 『二月堂縁起絵巻』によると、 東大寺の開山・良弁の弟子・実忠が、 笠置山で修行中、天人の住む天界で、 天人たちが十一面観音の悔過を行ずるのを見て、 人間界で行うために 「調子を速め、行道の回数は走ってでも数を満たそう」 と言い、その行法が伝わったのが起源だそうです。 |
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