作品名:火消壺棗肩形(中)
価格:9,800円 備考:耐熱瓦付 |
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耐熱瓦は、床を熱から守る耐熱皿のことだそうです。
砥草(トクサ)模様は、縦縞の模様で、 古くから日本で親しまれてきた模様の一つみたいです。 トクサは、砥石に似て茎でものを研ぐことができることから、 砥草と呼ばれるようです。 茎は煮て乾燥させたものを紙ヤスリのようにして研磨の用途に使えるそうで、 高級な「つげぐし」の歯や、漆器の木地加工、 木製品の作業工程などの磨き仕上げる工程に使用したりするようです。 音楽家の滝廉太郎などは、トクサで爪を磨いていたのだとか。 クラリネットなどのリード楽器の竹製リードを磨いて調整するのにも トクサが用いられるそうです。 ちなみに「つげぐし」というのは「つげ」という木からできた櫛で、 丈夫な櫛を作るために、わざと木目方向を、直角になるよう貼り合わせて 作ったものだそうです。 そのため、洗剤などでジャブジャブ洗ってはいけないそうです。 「つげぐし」のお手入れ方法は、 ビニール袋に櫛を入れ、その中にオリーブ油などを櫛全体にいきわたるよう流し込み、 一晩おいて、ティッシュ等で油をふき取るのだそうです。 つなぎ目の無い、かまぼこ型の櫛なら、2〜3日油につけっぱなしでもOKなのだとか。 「つげのくし」というと、唱歌を想う方もいらっしゃるのではないでしょうか。 以下、文部省唱歌『こぎつね』より、 小狐(こぎつね) コンコン 山の中 山の中 草の実 つぶして お化粧したり もみじの かんざし つげのくし |