茶道具 翔雲堂


ひと口知識

※内容に間違いがあるかもしれませが、ご了承ください。
また、ここの文章に関しては、質問等は受け付けていません。ごめんなさい。


なお、一部の作品、販売しています。

花台一式ってこんなの

花台一式として、ここでは「花台」「小刀」「花水次」を説明しようかと思います。

花台の大きさに関しては、湖月老隠著『茶式湖月抄』に、
「利休好花台 杉 指渡一尺一分、高八分、厚一分八厘、
惣高三寸五分、足の長九寸六分、高二寸三分半、厚二分八厘、
カキ四寸七分、高へ一寸五分半、足の入一寸、
貫長一尺、同高六分半、同中二分、
ソコ板厚一分三厘ヘギ板、
(内法)九寸七分、角五分、
(合せ目)四寸九分、六寸一分、合目一寸八分」
などと細かく決められていたようです。

小刀の大きさに関しては、同じく『茶式湖月抄』に
「小刀 長さ三寸六分半、一本羽の柄長さ三寸五分。
下のサヤ 長五寸八分、革緒九分」
と記載されているようです。

花水次は、小さくて可愛いですね。
作品名:花台セット
価格:10,000円
備考:紙箱入

花台セット
※画像を押すと拡大できます。
茶道でいう花台は、茶入に花を生けるときに、
茶花を盛っておくための木地の足付台のことですが、
純粋に「花台」というと、花器を置くための台全般を指すそうで、
イタリア製の陶花付花台セットなんかは、
見た目がパルテノン神殿の柱みたいな感じです。

『平成23年長月淡交雑誌』には、花所望の説明が載っているそうで、以下のような手順が書かれているとか。
 1.花台を用意する
 2.本席の床に花入を荘る
 3.連客は花を拝見する
 4.花台を置き、襖を開ける
 5.花台を持つ
 6.右膝を立てて立ち
 7.床の前下座に進み
 8.座って花台を置く
 9.茶道口で所望する
 10.連客は亭主の所望を受ける
 11.連客で申し合わせる
 12.花を入れる客は床の前に進み、花入を拝見し
 13.花を見つくろう
 14.長さを整える
 15.花づもりをして
 16.床に上がり、花を入れる
 17.亭主は「どうぞ、お水を」と挨拶する
 18.客は軽く合釈する
 19.花台の上の花を整える
 20.亭主は床の前に進み、花を拝見する
 21.花を入れた客は「お直しの上、お水を」と挨拶する
 22.花水次を持つ
 23.茶巾を花水次の口に当て
 24.水を注ぐ
 25.花水次を花台に置く
 26.小刀の刃を内側から外側に向けかえる
 27.花台を持って水屋にさがる
 28.主客総礼をする
 29.上客から一人ずつ花を拝見する
 30.花を抜き、懐紙で包み、床の隅に置く



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