茶道具 翔雲堂
ひと口知識
※内容に間違いがあるかもしれませが、ご了承ください。
また、ここの文章に関しては、質問等は受け付けていません。ごめんなさい。
霧吹きってこんなの
霧吹き(きりふき)は、水などの液体を、
細かい粒子にして噴射するための器具のことだそうです。
茶道では、茶花への露打ちのために用いるみたいです。
席中の三露は、掛物の風帯の露・花の露・茶杓の露にあたるようです。
このうち、花の露を出すのが、
霧吹きや茶筅で行う「露打ち」となるでしょうか。
露打ちは、中立の際、亭主が花を生けた後、
霧吹きや茶筅で、花に水をかけ「露」を見せるようです。
「露」は、霧吹きで、「一」と吹きかけるぐらいが、
良いみたいです。
草花にとって、露は御馳走なため、輝く朝露のごとく、
さりげなく打っておくようです。
夏場は、花がしおれやすので、あっさりと露をあげると
良いそうです。
風炉の折、懐石膳食器や縁高に露を打つのは、
清涼感を醸し出すためみたいです。
この場合、水屋で露を打つようですが、
霧吹きではなく、茶筅で打つようです。
炉では、露は打たないとか。
■三炭三露を整える
三炭とは炉中の下火・初炭・後炭を指すそうです。
初炭・後炭・止炭を指す場合もあるとか。
三露には、「席中」と「露地」、そして「心の露」の三露があるようで、
露地の三露は、席入前の初水・中立前の中水・退席前の立水で、
単に「初水・中水・立水」とも言うみたいです。
最初の二露は、
炉の場合は懐石の吸物・八寸の頃、
風炉の場合は初炭がつがれる頃、
最後の三露は、薄茶が終わる頃に、
それぞれたっぷりと水を打つそうです。
心の露は、心の露・雨露の露・露地の露だそうです。