御家流 |
三条西実隆を流祖とし、室町時代以来大臣家である三条西家によって継承されたが、
後に亜流は地下(武士・町人)にも流れる。
戦後、一般市民(民間)の香道家・一色梨郷や山本霞月などにより、 堂上御家流香道を継承していた三条西尭山が正式に近代御家流宗家として推戴され、 三条西家の当主が御家流家元を継承している。現宗家は三条西尭水。 |
志野流 | 室町時代の志野宗信を発端とし、四代目から現在の蜂谷家に引き継がれる。 2009年現在家元は第二十世で、蜂谷幽光斎宗玄。 |
米川流 | 東福門院に指南したことで知られる米川常伯を祖と仰ぐ志野流の分流で、 大名家に広く支持されたが維新廃藩によりそのほとんどが絶えている。 現在、安藤家流として見ることができる。 |
風早流 | 江戸時代前期の公卿風早実種を祖とする御家流の分流であるが、現在は勢力が小さい。 |
古心流 | 柳原家。 |
泉山御流 | 家元・泉涌寺長老。 |
香道翠風流 | 2012年現在の家元は翠山。 |
香雅流 | - |
香道御家流 霽月会 | 前家元 山本霞月の流れを汲む流派。 |
香道直心流 | 昭和27年発足。家元は松崎雨香。会長は浅草寺第24世貫首、清水谷恭順大僧正。 |
作品名:溜塗香盆
価格:10,000円 備考:紙箱入 |
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塗りの仕上げ法は「ろいろ仕上げ法」と「塗り立て法」に大別できるそうです。
「ろいろ仕上げ法(ろいろ塗)」というのは、 油の入らない漆を塗り、炭で研いでから摺り漆-磨き工程を繰り返し磨き仕上げを行いつやを上げる技法のようです。 ケヤキやトチの木地に使われ、木目の美しさを活かした「木地ろいろ」というのがあるみたいです。 「塗り立て法(塗り放し)」というのは、 刷毛を使って塗ったままで仕上げる技法のようです。 「溜塗(ためぬり)」は、ここに分類されるとのこと。 その他、「素材を貼った塗」「絞漆を使った塗」「摺漆仕上げ(拭き漆)」などがあるので、 漆塗に関して、以下に表にしてみようと思います。
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作品名:桑香盆
備考:紙箱入 |
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桑を含め、広葉樹の国産材にはいろいろありますが、
ここでは、その中から適当に選んだ何種類かを説明しようと思います。
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作品名:桑香盆セット(上図)
価格:12,000円 備考:紙箱入 作品名:真塗香盆セット(下図) 備考:紙箱入/お盆に少々摺りあり |
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茶道で、聞香(もんこう)の準備をする場合、
聞香炉(もんこうろ)に香炭団(こうたどん)を埋めて灰を押し、 重香合(じゅうこうごう)には、香木を入れた香包(こうづつみ)と、 銀葉(ぎんよう)を入れるそうです。 香盆の上に重香合を、左に聞香炉を載せ、 中央に銀葉鋏を横一文字に置き、 香箸を縁にかけて手なりに置くようです。 聞香炉は、灰を押切にするみたいです。 大切なのは、香炭団が消えないようにすることだそうです。 そのためには、灰(風炉灰)を温めておき、 底からよくかき混ぜて、空気を含ませておくことだとか。 香を焚く際、頂上に銀葉を載せるので、 火入の炭と異なり、香炭団を傾けずに、 まっすぐ立てて埋めるそうです。 重香合には、 上段に香を包んだ香包、 中段に銀葉を入れ、 下段は香の焚きがらを入れ、 蓋を閉めるようです。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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