茶道具 翔雲堂
ひと口知識
※内容に間違いがあるかもしれませが、ご了承ください。
また、ここの文章に関しては、質問等は受け付けていません。ごめんなさい。
水こし(水漉)ってこんなの
水漉は、柄杓形の檜の曲で底のないものの底部に、晒布や麻布を張ったもので、
掻器(かいげ/かいげん・水屋柄杓)で汲んだ水をこれを通して塵埃などを取って漉し、
水指や釜などに注ぎ入れるものなんだそうです。
水漉の利休形は、檜材の曲で柄がなく、二本の横棒を差通すようになっていて、
これを大口・水桶・水壷の上に差渡して水を漉すのだそうです。
稲垣休叟著『茶道筌蹄』には、
「掻器、水漉 二品共スギ曲杓」
とあるそうです。
湖月老隠著『茶式湖月抄』には、
「水遣 掻器、水漉 指渡四寸三分半、高二寸六分、
厚一分、手の長一尺二寸六分、中五分半、厚四分半。水コシの輪 巾五分」
とあるようです。