茶道具 翔雲堂
ひと口知識
※内容に間違いがあるかもしれませが、ご了承ください。
また、ここの文章に関しては、質問等は受け付けていません。ごめんなさい。
雪月花札ってこんなの
雪月花札(せつげつかふだ)は、裏面に「雪」「月」「花」と
「一」〜「七」までの漢数字の書かれた計10枚が組となった札で、
表面には松の絵が描かれたものだそうです。
札は、媒竹などでできた、大きさは約2.7cm×1.2cm程度の長方形型のもので、
裏面が平らに削られているようです。
裏千家の場合、七事式の「員茶之式」
「茶カブキ之式」「花寄之式」「雪月花之式」で用いるそうです。
■雪月花之式
ここでは、雪月花之式について簡単に説明しようかと思います。
雪月花之式は、裏千家十一代家元玄々斎が、
七事式の追加として「仙遊之式」とともに考案したものだそうです。
人数が5人以上を想定し、花月之式に基準をおいた式みたいです。
数字の札は7枚あるため、最大10人まで催すことができるのだとか。
中折据に入った「雪」「月」「花」の札を使うところから、
雪月花之式という名がついた式のようです。
札の意味は、
「雪」の札をとった人が菓子をいただく。
「月」の札をとった人が茶をいただく。
「花」の札をとった人が薄茶を点てる。
だそうです。
また、雪月花札は、役を決めるときに用いても良いようで、
中折据に雪月花の札と客人数分の数字の札を入れて取り回し、
「花」が亭主、「雪」が正客、「月」が次客、「数字」が連客とするみたいです。
点てる服数に決まりはないそうですが、
通常は、「雪」「月」「花」の札をすべてとった人が出ると、
正客などの判断で、式は終了とするようです。
折据を取り回して役を決めるのは、花月之式と同じだそうですが、
莨盆と菓子が出るところから、くつろいだ雰囲気が楽しめるのだとか。
八畳で行う場合は、繰り上げ、席替わりがなく、
最後に亭主と正客のみ、元の座に戻るようです。
十二畳半の場合は、八畳の外側を通い畳として使い、
花月之式のように、座の繰り上げ、席替わりをするそうです。