茶道具 翔雲堂


ひと口知識

※内容に間違いがあるかもしれませが、ご了承ください。
また、ここの文章に関しては、質問等は受け付けていません。ごめんなさい。


なお、一部の作品、販売しています。

炭台ってこんなの

炭台は、亭主が客の前で炉や風炉に炭を組み入れる炭点前で用いる、
檜木地の四方隅切で足のついた折敷形の炭斗のこと。
漆を塗ったり、彩色を施したり、寸法や形を多少変えたものもあるようです。

炉の季節の初釜や千家七事式の「廻り炭」や、
真の炭斗として、台子など真の炭点前に炉・風炉ともに用いられるそうです。

稲垣休叟著『茶道筌蹄』に「炭台 檜利休形」と、
湖月老隠著『茶式湖月抄』に「利休好炭台の大きさ」が、
茶書『千家茶事不白斎聞書』に「遣時の炭台の扱い」が、
それぞれ記載されているみたいです。

作品名:炭台
備考:紙箱入

炭台
※画像を押すと拡大できます。
利休好炭台は檜だということで、ここでは、檜の説明をします。

ヒノキ属の針葉樹「檜」は、日本と台湾にのみ分布するそうで、
中国で「檜」というとビャクシン属という、別物の木のようです。

日本では建材として最高品質のものとされるみたいで、
加工が容易な上に緻密で狂いがなく、
日本人好みの強い芳香を長期にわたって発するのが特徴だとか。

檜の名称は「すぐ火がつく」から「火の木」となったとの説があるそうです。



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