作品名:巻莨入
左:柿合松葉蒔絵 右:堤灯型独楽塗(売り切れ) 価格:3,000円 備考:紙箱入/木製 |
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2014年12月6日〜2015年3月1日まで、
印傳博物館で、「印傳の莨入展」が 催されていたそうです。 甲州印傳は、鹿革に漆で模様付けをする、 独特な革工芸みたいで、 印傳作品・鹿革工芸品・漆工芸品を中心に、 関連する道具や絵画・書物等の資料約1500点を収蔵し、 テーマに合わせた展示をしているとか。 ■莨入について 莨入は叺(かます)という刻み莨を納める袋の部分と、 煙管を入れる筒状の煙管袋から成るそうで、 一つ提げ莨入・提げ莨入・腰差莨入・懐中莨入、 等と呼ばれているとか。 腰に提げる形式や携行の方法によって、 様々な莨入が創られ、 着物に帯という服装の文化の中で、 大きく育ったようです。 素材には革・布・木・竹・貴石・象牙等の例も見られ、 金具や根付にも多くの材を用いて様々な装飾が施され、 当時の趣向を反映した装身具としてもてはやされたとか。 軽く丈夫な鹿革は、主に叺や煙管袋に用いられたようです。 鹿革に漆を塗る「地割印傳」「松皮印傳」等から、 徐々に「漆付技法」「燻技法」「更紗技法」によって、 模様や色が多様化し、 洒脱さを競い合う世相を反映して、 装飾も華やかになったみたいです。 |
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