作品名:天目台
価格:6,000円 備考:紙箱入 |
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ここでは、「台無し」について説明します。
「台」は仏像を安置する台座のことで、台座がなければ仏像の威厳が無くなることから、 台無しは面目を失うことや、形をなさないことの意味となったそうです。 別の説では「台無し」は元々「題無し」だったと言うものがあるそうです。 江戸時代に、町人たちの相田で素人芝居が流行した事があったのですが、 台本がちゃんと存在する芝居ではなく、 その日その日にあるテーマを考え即興を楽しむと言うものだったようです。 ここから、「題無し」に発展したとか。 さらに別の説として、 「昔は、天目台と天目茶碗がセットでしたが、 時代とともに、茶碗と台がバラバラになり、 特に台がないものは台無しとなった」 という説もあるようですが・・・。 茶道に関連するのは、三番目の説だけですが、 皆さんはどれを信じますか? |
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作品名:天目台(内朱)
価格:8,000円 備考:淡々斎好/紙箱入 |
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建仁寺四頭茶礼という四頭茶会における喫茶儀礼があるそうです。
禅宗寺院に伝えられてきた、茶道以前の作法みたいで、 毎年4月20日の栄西禅師の降誕会に引き続いて行うようです。 ここでは、天目台に載せたまま、天目茶碗から茶を飲むそうです。 以下、具体的にその作法等を見ていこうかと思います。 ■四頭茶会 四頭茶会で一同が着席すると、 侍香(じこう)の僧による献香のあと、 座屏が室中から外に出され、給仕がはじまるそうです。 まずは、四主頭への給仕で、4名の供給(くきゅう)の僧が、紅白の紋菓・ 椿の葉に載せた「ぴりコン(醤油で炊いた蒟蒻)」を盛った縁高・ 抹茶入りの天目茶碗をそれぞれ四主頭へ配り、退出するようです。 板盆に縁高を8つ載せ、それぞれ8名の相伴客へ配って退出し、 次に、曲盆に抹茶入りの天目茶碗を載せ、相伴客に配って退出するそうです。 供給が、口に茶筅を挿した浄瓶を持って入堂し、 客人が捧げ持つ天目台に載せた天目茶碗に湯を注いで茶筅で、 正客の前でのみ胡跪(左立膝)し、相伴客の前では中腰のまま点て、 客はそのまま喫するみたいです。 その後、供給は、逆の順序で縁高、天目茶碗を引き退出するのだとか。 ■『禅苑清規(ぜんおんしんぎ)』 中国の禅宗のお寺では、慈覚著『禅苑清規』に 「茶礼」という形で禅院における喫茶儀礼を伝えているそうです。 現存する最古の清規で、唐の百丈懐海が大小乗の戒律を博約折衷して、 禅院の規矩を初めて定めた『百丈清規』を整理し、 当時行なわれていた法式を添加したものみたいです。 円爾弁円は、『禅苑清規』をもとに臨済宗東福寺派大本山東福寺の規則を定め、 そのなかに喫茶の儀礼も含まれているそうです。 曹洞宗を開いた道元は、『禅苑清規』を規範として、 『永平清規』を制定し、曹洞宗大本山永平寺の規則を定めるようです。 |
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