茶道具 翔雲堂

ちょこっと和歌

山の端も 見えぬ明石の 浦千鳥 島がくれゆく 月に鳴くなり(よみ人しらず『新古今和歌集』)


商品No.0025
読み:さんすいまきえこうごう
作品名:山水蒔絵香合
作者:田原一斎
価格:38,000円
備考:直径8cm
ご注文ボタン
詳細はこちらから
丁寧な仕事の蒔絵です。

山・水・松というと、
古今集・東歌の
「君をおきてあだし心を我がもたば末の松山波も越えなむ」
から取られた百人一首
「契りきなかたみに袖をしぼりつつ 末の松山波こさじとは(清原元輔)」
が連想されます。

また、源氏物語「第十三帖明石」にも
「うらなくも思ひけるかな契りしを松より波は越えじものぞと」
などとあり、
これらを思うと悲しい恋心も伝わってきます。

田原一斎

昭和15年 京都市中京区で生まれ。師:父のもと研鑽。
昭和42年 父の死後3代を継承。
昭和48年 山科にて工房開設。
以後個展を多数開く。


購入フォーム

トップページ 売買方法 ひと口知識