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ちょこっと和歌

たまきはる 宇智(うち)の大野に 馬並(な)めて 朝踏ますらむ その草深野

(中皇命[なかつすめらみこと]『万葉集』巻1-4)


商品No.0654
作品名:白馬武者掛軸
作者:長江桂舟
価格:5,000円
寸法:長さ89.0cm/巾31.0cm
備考:紙箱入
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白馬武者掛軸
たまきはる 宇智(うち)の大野に 馬並(な)めて
 朝踏ますらむ その草深野

は、舒明天皇の長歌、

 やすみしし わご大君 朝(あした)には とり撫でたまひ 夕(ゆふへ)には 
 い縁(よ)せ立たしし 御執(みと)らしの 梓(あずさ)の弓の 
 中弭(なかはず)の 音すなり 朝猟(あさかり)に 
 今立たすらし 暮猟(ゆふかり)に 今立たすらし 
 御執(みと)らしの 梓の弓の 
 中弭(なかはず)の 音すなり(舒明天皇『万葉集』巻1-3)

に対する反歌だそうです。

舒明天皇が宇智の野に狩りに出かけた時、
中皇命(間人皇后)が、間人連老(はしひとのむらじおゆ)に作らせて
献上した長歌の反歌みたいです。

冬の朝、すみきった空気に、はりつめた狩り場の雰囲気を
「宇智の広々とした野に馬を並べ、
今頃は、朝の猟をしていらっしゃるのでしょう。」
と詠ったようです。


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