茶道具 翔雲堂


ひと口知識

※内容に間違いがあるかもしれませが、ご了承ください。
また、ここの文章に関しては、質問等は受け付けていません。ごめんなさい。

茶篩(茶篩箱)ってこんなの

茶篩(ちゃふるい)は、臼で挽いた挽茶を細かくふるうのに用いる道具で、
利休形は桜の木地だそうです。

長方形や棗形、茶筒缶に金網を張った掛子がかかり、箆でふるいを通すものや
曲物に金網を張り、曲げの箍(たが)を嵌めたものなどがあるようです。

長方形は、蓋付の箱で、中にフイゴのような把手(とって)の付いた、
目の細かい金網を張った掛子(かけご)のようなものが収まり、
この金網の上に抹茶を入れ、箱の蓋をして、
把手を静かに前後に動かすと、
篩われた茶が箱の底に溜まるようになっているそうです。

棗形は、手に持って振る棗より少し大きなものみたいです。
高さ三寸一分くらいで、身の方に木がかりがあり、
これの底に金網を張った漏斗様の深い掛子がかかり、
漏斗に茶を入れて小さな蓋をして、
さらに上から棗の蓋をして、両手で持って振ると、
中の掛子が振動して、
篩い落された茶が身の方に溜まるようになっているそうです。
黒塗や、桜木地のものもがあるようで、
「抹茶篩缶」として売っているみたいです。

曲物は、茶掃箱のセットに入っているものもあるようです。

稲垣休叟著『茶道筌蹄』に
「茶フルヒ 利休形さくら木地」
とあるようです。

なお、 「茶ふるい缶」について は、別ページで説明しています。
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