作品名:茶巾落し
作者:川崎和楽 備考:紙箱入 |
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大寄せの御濃茶席などに、
濡らした小茶巾や紙小茶巾などを、 必要数並べて使用する茶巾落し。 陶器製のものは、又妙斎好や円能斎好だそうです。 表千家では、懐紙で茶碗を清めるため、 小茶巾は用いられないようです。 お茶席には大きく分けて二種類あり 懐石・濃茶・薄茶をもてなす正式な茶会である「茶事」と、 多くの客を一同に招き、 菓子と薄茶(または濃茶)のみをもてなす「大寄せ」があるようです。 この茶巾落しは「裏千家の濃茶の大寄せ茶会」の場合に、 使用するみたいです。 |
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作品名:茶巾落し
備考:紙箱入 |
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茶巾落しは、「溜塗」「摺漆」「山中塗」「曲」などがあるようです。
また、見た目により「寸胴」「尻丸」「切立て」などがあるそうです。 以下、山中塗について説明します。 山中塗(やまなかぬり)は、 石川県加賀市の山中温泉地区で生産される漆器だそうです。 天正年間(1573年〜1592年)、越前の国から山伝いに、 加賀市山中温泉の上流約20kmの真砂という集落に、 諸国山林伐採許可状を持った「木地師の集団」が、 移住したことに始まるみたいです。 当初は、山中温泉の湯治客相手の土産物として、 生産されたようです。 1913年の温泉電軌の開通により、 原料の調達が容易になり、 かつ同県内の漆器の産地である金沢や輪島に比べて、 関西などの消費地に近いという利点をいかし、 廉価の大衆製品の大量生産に踏み切るそうです。 1950年代後半には、従来の天然木・漆塗りの製品に加えて、 合成樹脂の製品も導入されるみたいです。 1981年には会津塗を抜いて伝統漆器と併せた生産額が、 全国一となったのだとか。 石川県には、3つの漆器産地があるそうで、それぞれ、 「木地の山中」「塗りの輪島」「蒔絵の金沢」 と称されているそうです。 特徴は、木地の表面に鉋(かんな)を当てて細かい模様を付ける「加飾挽き」のようで、 「糸目筋」をはじめ20種類以上あり、模様毎に使用する鉋が異なり、 挽物職人自らが製作しているとか。 |
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作品名:茶巾落し
(切立型内黒塗) 備考:紙箱入 |
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切立(きったち)は、ろくろの基本だそうで
まっすぐ切立をあげる、 というのがあるみたいです。 切立は、よくある湯のみの形で、 横から見ると長方形に見えるようです。 ろくろの練習には、まず切立型の湯飲みから入るみたいです。 同じ高さ・径・重さ・厚み、と作って行くようですが、 同じものを数多く作るのは至難の業だそうです。 |
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