茶道具 翔雲堂


ひと口知識

※内容に間違いがあるかもしれませが、ご了承ください。
また、ここの文章に関しては、質問等は受け付けていません。ごめんなさい。


なお、一部の作品、販売しています。

福鈴ってこんなの

鈴は、縄文時代にクルミなどの木の実やマメを振ると、
外殻や鞘の中で種子が動いて鳴ることに着想を得て作られた道具ともいわれるそうです。

マメや木の実の種子が殻や鞘とはくっついておらず何処にもつながれていないのに、
外殻とともに成長するというのは、人間にとってこのうえなく神秘的であったようで、
古来より鈴は魔(厄や邪気)を祓い福(良い気や人)を呼ぶと伝えられているみたいです。

神社の拝殿には、鈴緒とよばれる縄の上のほうに大型の鈴(本坪鈴など)が取り付けられていて、
鈴緒の下のほうを手で振り動かして鈴を鳴らすのですが、
神社で鈴を鳴らして拝むのは戦後に広く行われるようになったものなんだそうです。

正月飾りとして床の間に飾る福鈴。
ネットで福鈴を調べると「ビーズ、ちりめん、根付、小物手芸には欠かせないのが福鈴・宝来鈴」
などと出ていて、鈴が単独で販売されているのが見つけられます。100個とか1000個で売るみたいです。
当然ですが、ここで紹介するのは、この「福鈴」とは違います。
作品名:福鈴(木箱)/福鈴台(本漆)
作者:
豊泉(木箱)
備考:紙箱入

福鈴・福鈴台
※画像を押すと拡大できます。
浦安の舞で用いる鈴は、「鉾鈴」を正式とし、
「神楽鈴」を代用してもよいこととなっているそうで、
どちらの鈴にも柄の端には五尺から六尺の五色の鈴緒(五色布)が付けられるようです。

このうち「神楽鈴」は、小さい鈴を12個または15個つないで柄をつけたもので、
歌舞伎舞踊の三番叟(さんばそう)などにも用いるみたいです。

小さな鈴を15(=3+5+7)個付けたものは、特に「七五三鈴」と呼ぶようです。
これは稲穂を模したものだそうで、五穀豊穣の祈願の意味があるみたいです。

神道では、五色布は「青・赤・黄・白・黒」の順序となっていて、
それぞれ「木・火・土・金・水」、「東・南・中央・西・北」に対応しているそうで、
「土=黄=中央」が最も尊貴みたいです。



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