茶道具 翔雲堂


ひと口知識

※内容に間違いがあるかもしれませが、ご了承ください。
また、ここの文章に関しては、質問等は受け付けていません。ごめんなさい。


なお、一部の作品、販売しています。

羽箒ってこんなの

単に羽箒といえば、鳥の羽を三枚合わせて手元を竹の皮などで包み元結紐などで結んだ「三羽」のことを指そうで、
茶道のほか、製図やイラストの製作時や香道なんかで用いるそうです。

ここでは、茶の湯で用いる羽箒について説明しようかと。
羽箒は、羽の向きによって「右羽」「左羽」「双羽(もろは)」の区別があって、
青鸞の羽を第一として珍重し、鶴・鴻鶴・白鳥・野雁・青鸞・嶋梟・鴇・鷲・鷹・孔雀などの羽などがあるとのこと。
羽箒には、三つ羽と一枚羽のものがあって、
一枚羽は真の羽箒として、炉、風炉共に用いるとか。
三つ羽は行・草の位のもので、炉用は左羽、風炉用は右羽を使い、
ともに三枚合わせて手元を竹の皮などで包んであるそうです。

他に、箱炭斗に添える掴み羽箒や、装飾用の飾り羽箒、席中を清める座箒や掃込などがあるようです。

近松茂矩著『茶湯古事談』には、 「 紹鴎 の比まてハ一ツ羽のミ也、 利休 の比よりして三ツ羽をも用ゆるとなん」
とあるようです。
作品名@:羽箒(本いそ[風炉])
売り切れ

作品名A:羽箒(姉羽鶴[風炉])
価格:5,000円

作品名B:羽箒(唐君[炉])
価格:3,000円
備考:各紙箱入

羽箒
※画像を押すと拡大できます。
「アネハヅル」は、鳥類の中では特に高々度5000〜8000メートルもの高さを飛ぶ鳥のようです。
アネハヅルの脂肪を精油したもの「蓑羽鶴油(サイウカクユ)」は、
皮膚のひび割れ・手の痺れ・肌荒れに用いるのだそうです。

鶴の羽箒は鷹や鷲とともに「祝い事」に用いるとか。

唐君鳥は七面鳥のことで、キジ目としては最大の鳥なんだとか。
繁殖期になるとオスの皮膚は色が鮮やかになり、胸部は隆起するみたいです。
七面鳥の由来は頭部の首のところに裸出した皮膚が興奮すると
赤・青・紫などに変化する為にまるで七つの顔(面)を持つ様に見えるという事に由来するそうです。


作品名:羽箒(犬鷲)
作者:鳳斎
備考:桐箱入/炉用

羽箒(犬鷲)
※画像を押すと拡大できます。
裏千家初炭(風炉)での掃き方を説明しようと思います。

■道安風炉での扱い
掃き方は、初掃で風炉の上を、右・向こう・左の順、
眉の部分を手前から掃くようです。

中掃では、眉の部分を掃かず、向こう・左・右の順、
後掃では、右・向こう・左の後、
眉の部分を、左・右・手前の順で掃くそうです。


■眉風炉・鳳凰風炉での扱い
掃き方は、初掃で風炉の上を、右・向こう・左の順、
眉の部分を左から右へ掃くようです。

中掃では、眉の部分を掃かず、左・右・手前の順、
後掃では、右・向こう・左の後、
眉の部分を、左・右・手前の順で掃くそうです。


■朝鮮風炉・切掛風炉・琉球風炉での扱い
通常の風炉と違う扱いをするようです。

掃き方は、初掃では、
風炉の上を、左・右・手前の順で掃き、
眉の部分を左から右へ掃くようです。

中掃はしないようです。

後掃も、風炉の上を、左・右・手前の順で掃き、
眉の部分は、眉風炉の後掃同様、
左・右・手前の順みたいです。



トップページ 商品 特別品
メニュー一覧 売買方法 水屋
ひと口知識 お茶室