茶道具 翔雲堂


ひと口知識

※内容に間違いがあるかもしれませが、ご了承ください。
また、ここの文章に関しては、質問等は受け付けていません。ごめんなさい。

喚鐘・撞木ってこんなの

喚鐘(かんしょう)は、青銅製の小さな釣鐘で、
茶会にあわせて様々な形態のものが用いられるようです。

銅鑼は普通「大小大小中中大」と七点打ち、
喚鐘は「大小中中大」と五点打つそうです。

貴人客などのときは、五つのうち四つまで打ち、
最後を残して、亭主自ら迎えに出るようで、
これを「打ち残し」というみたいです、

撞木(しゅもく)は、梵鐘を撞いたり、
摺鉦を叩いて鳴らす際に用いる木製の棒で、
茶道では、喚鐘を鳴らすのに用いるそうです。

利休百首49に
「喚鐘は大と小とに中々(ちゅうちゅう)に 大と五つの数をうつなり」
とあるようです。

なお、 「銅鑼」について は、別ページで説明しています。

作品名:喚鐘
寸法:4寸
備考:紙箱入

喚鐘
※画像を押すと拡大できます。
喚鐘(かんしょう)は、半鐘(はんしよう)・小鐘(しようしよう)・報鐘(ばうちよん)・けん稚(けんち)
とも言うようで、僧侶らを集合させたり、儀式の開始などの合図のために打ち鳴らす、
仏教で用いる鳴物(楽器)の一種だそうです。

真宗大谷派のお寺では、
出仕前に打ち鳴らす鐘を「喚鐘」というそうです。

喚鐘を鳴らすタイミングは、直前または五分前で、
直前の場合は「前焼香(ぜんしょうこう)」という作法がつくようです。
五分前の場合はやや大きめの法要であることが多いみたいです。

鳴らし方は、YouTubeで聞く限り
大を五回鳴らした後、小⇒大へ徐々に打ち鳴らし、
また、大を五回鳴らした後、小⇒大へ徐々に打ち鳴らし、
最後に大を三回鳴らすようです。

茶道では、夜咄の中立の時に喚鐘を打つのですが、
「五点鐘」といって、五回「大小中中大」と打つようです。

客は、この喚鐘の第一打で、腰掛を立って踏石の上につくばい
心静かに聞き入るのだとか。

喚鐘が終ると、再び腰掛に戻り、
正客が頃合をみて席入りしていくみたいです。



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