作品名:水張桶
備考:紙箱入/中古品 |
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手桶は、水屋桶・水遣桶・水桶などともいうそうで、
露地の蹲踞(つくばい)の水を改めるときに、 水を運ぶのに用いる手の付いた桶みたいです。 手桶は、主に赤杉や椹(サワラ)で、 木や竹の提手が付き、割蓋が添うようです。 ■正午の茶事の迎付けと席入り 亭主は、「手桶」を持って躙り口から出て、 蹲踞の脇に置き、 蹲踞の柄杓をとって手水鉢の水をくみ、 あたりに打つそうです。 柄杓をあらい清めて手水鉢に置き、 「手桶」の水を手水鉢に入れてあふれさせるようです。 「手桶」を水屋に返し、中門に進み、 戸を開き、つくばって客に黙礼するみたいです。 中門の戸を軽く閉め、躙り口より茶室に戻り、 勝手元では飯を炊き始めるとか。 席入りでは、客が席に入ると、 半東が、「手桶」の水を持って出て、 手水鉢に水を入れて少しあふれさせるそうです。 また、腰掛の煙草盆なども、この時に取り込むとか。 『茶道筌蹄』に 「手桶 了々斎好、杉のオケに檜柄の短き掻器を添る」 とあるとか。 |
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