茶道具 翔雲堂


ひと口知識

※内容に間違いがあるかもしれませが、ご了承ください。
また、ここの文章に関しては、質問等は受け付けていません。ごめんなさい。

水桶ってこんなの

水桶(みずおけ)は、水屋に具えて水を貯えておく桶で、
利休形は杉材で檜の割蓋が添うそうです。
水桶の代わりに壺を置くこともあり、
これを「水屋瓶(みずやかめ)」というようです。

手水鉢や水屋瓶などに水を入れるのに使う桶のこともいうようです。
この水桶は、主に赤杉やサワラで、
木や竹の提手が付き、割蓋が添うそうです。

稲垣休叟著『茶道筌蹄』に
「水桶 利休形スギに檜の割蓋」
とあるみたいです。

湖月老隠著『茶式湖月抄』に
「水遣手桶 上サハラ さしわたし一尺二寸三分、
下にて一尺一寸一分、高さ九寸三分、
厚五分、(箍上より)三寸、四寸、八分。
蓋厚五分、さしわたし一尺二寸五分、サン五分半、高四分半。
手の高五寸二分」
とあるようです。

なお、「水屋瓶」について は、別ページで説明しています。

作品名:水張桶
備考:紙箱入/中古品

水張桶
※画像を押すと拡大できます。
手桶は、水屋桶・水遣桶・水桶などともいうそうで、
露地の蹲踞(つくばい)の水を改めるときに、
水を運ぶのに用いる手の付いた桶みたいです。

手桶は、主に赤杉や椹(サワラ)で、
木や竹の提手が付き、割蓋が添うようです。


■正午の茶事の迎付けと席入り
亭主は、「手桶」を持って躙り口から出て、
蹲踞の脇に置き、
蹲踞の柄杓をとって手水鉢の水をくみ、
あたりに打つそうです。

柄杓をあらい清めて手水鉢に置き、
「手桶」の水を手水鉢に入れてあふれさせるようです。

「手桶」を水屋に返し、中門に進み、
戸を開き、つくばって客に黙礼するみたいです。

中門の戸を軽く閉め、躙り口より茶室に戻り、
勝手元では飯を炊き始めるとか。

席入りでは、客が席に入ると、
半東が、「手桶」の水を持って出て、
手水鉢に水を入れて少しあふれさせるそうです。
また、腰掛の煙草盆なども、この時に取り込むとか。

『茶道筌蹄』に
「手桶 了々斎好、杉のオケに檜柄の短き掻器を添る」
とあるとか。



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