茶道具 翔雲堂


ひと口知識

※内容に間違いがあるかもしれませが、ご了承ください。
また、ここの文章に関しては、質問等は受け付けていません。ごめんなさい。

炭箸ってこんなの

炭箸(すみばし)は、
炭切溜の炭を扱うのに用いる箸だそうです。

ここでは、木炭の歴史を少し説明しようと思います。
日本列島では、新石器時代(縄文・弥生時代)の頃から、
木炭が用いられていたそうで、
「和炭(にこずみ)」「荒炭(あらずみ)」「炒炭(いりずみ)」
の三つがあったそうです。

和炭は、木材を積み重ねて火をつけた後に、
土をかけて蒸し焼きにする「伏炭法」で作られた柔らかい炭で、
製鉄・冶金用に用いられたそうです。

荒炭は、土や石で築いた炭窯で焼いたり、
硬質の木材(クヌギ・ナラ・カシ)を伏炭法で焼いた炭で、
暖房・炊事用に用いられたそうです。

炒炭は、和炭・荒炭を二度焼きした炭で、
荒炭同様、暖房・炊事用に用いられたそうです。

平安時代には、山林部を中心に
「炭焼き」が広く行われて商品化された他、
荘園などの年貢としても徴収されたようです。

室町時代後期〜江戸時代にかけて、
窯が冷えてから外に出す「窯内消火法」による、
軟質で火付が良い黒炭が生み出されたみたいです。

稲垣休叟著『茶道筌蹄』に
「炭箸 杉八角」
とあるようです。

なお、 「炭切溜」について は、別ページで説明しています。
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