茶道具 翔雲堂


ひと口知識

※内容に間違いがあるかもしれませが、ご了承ください。
また、ここの文章に関しては、質問等は受け付けていません。ごめんなさい。

炭割ってこんなの

備長炭などの炭を、茶道で使用する「道具炭」の形に
整形する道具だそうです。

最近だと、炭粉砕分別機などもそれにあたるでしょうか。
炭粉砕分別機「炭割り達人」の場合、
炭の粉砕と分別を同時にこなすそうで、
 ・30度の角度の付いた歯を持つ2本のローラーで強力に炭を砕く。
 ・砕かれた炭は、ふるいで「塊」「粒」「粉」の3種類に瞬時に分ける。
 ・単相100V仕様で、電灯線や発電機で何処でも動かせる。
 ・逆転もできる使いやすい操作盤。
 ・ローラー回転中は、パトライトが点滅する。
 ・非常停止ボタンも操作し易い位置に設けてある。
などの特徴があるとか。
大きさも
全幅:1m23cm
全高:1m48.5cm
全長:1m22cm
と巨大です。

鉈(なた)でカットした場合、
備長炭の断面には光沢が出るそうですが、
カナノコで切った場合は、
光沢が出ないそうです。

ここでは、白炭と黒炭について説明しようと思います。
○白炭(堅炭)の作り方
土と石で窯を築き炭材を詰め込んで炭化後、
高温に精錬を行い、
精煉が徹底して白熱したものから順次掻き出して、
消粉(土に炭粉と灰を混ぜたもの)で被って消火するそうです。
窯の温度は、700℃〜1000℃だそうです。
水質浄化・備長炭うなぎ・炊飯などに使うとか。

○黒炭(軟炭)の作り方
土をもって造った窯に炭材を詰め込み、点火、
炭化して赤熱の木炭を窯内で密閉消火する。
窯の温度は、400℃〜700℃だそうです。
茶道用・バーベキュー・土壌改良剤などに使うとか。

稲垣休叟著『茶道筌蹄』に
「炭割 鉄のナタ、檜の柄」
とあるそうです。

『茶譜』に
「古田織部時代より、池田炭引切て、両切口を払て水へ入、
茶筌の穂を以皮めを堅に洗て、日に四五日ほど干て仕之。
然ば鼠くさい香も無之、又手にも不付、又炭の性も愈強し、
其比大名衆は、其洗水へ薫物を入て洗ひしと云」
とあるようです。

なお、 「炭切溜」について は、別ページで説明しています。

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