茶道具 翔雲堂
ひと口知識
※内容に間違いがあるかもしれませが、ご了承ください。
また、ここの文章に関しては、質問等は受け付けていません。ごめんなさい。
掴み羽(束ね羽箒)ってこんなの
掴み羽(つかみばね)は、鶴のつぼ羽といって左右のない羽十五枚を一束にして、
手許を竹の皮で包み、撚糸(よりいと)で結んだものだそうです。
風炉・炉縁その他を簡略に清掃するのに用いるのだとか。
掴み羽は、古くは「つかみ結」と言ったようです。
長さ一尺程で、水屋用で箱炭斗にのせておくみたいです。
『千家茶事不白斎聞書』に
「掃込つかみ結には、鴻の羽をあつめ一ツに結たる物也、
是は炭取にも用ゆ、さびたるもの也、
桑の炭取杯によし、又掃込にも遣ふ、鴻の大掃込は勝手物也、
中立或は客前に座敷掃物也」
とあるようです。
稲垣休叟著『茶道筌蹄』に
「ツカミ結 桑箱に用ゆツボ羽十五枚也」
とあるそうです。
なお、
「箱炭斗」について
は、別ページで説明しています。