茶道具 翔雲堂
ひと口知識
※内容に間違いがあるかもしれませが、ご了承ください。
また、ここの文章に関しては、質問等は受け付けていません。ごめんなさい。
灰陶・黒陶・白陶ってこんなの
新石器時代に焼造された土器には、
大別して紅陶・灰陶・黒陶・白陶・彩文土器(彩陶)があるそうです。
そのうち、器表が灰色・黒・白を呈するものが、
それぞれ灰陶・黒陶・白陶みたいです。
白陶はカオリン(ケイ酸アルミニウム)質の胎土を精製し、
高火度で焼き締めたものだそうです。
灰陶・黒陶は高火度の還元炎焼成で器面に炭素が吸着したものだとか。
白陶・灰陶・黒陶は、いずれも胎土の精製と、
窯を用いた高火度・長時間焼成という条件がなければ作れない、
高度な技術段階に達した土器みたいです。
以下、各文化ごとの出土状況をまとめてみました。
年 | 文化名 | 主な遺跡 | 土器 |
BC5000年〜 BC3000年 | 大渓文化 | 大渓遺跡 | 紅陶を主として、黒陶・白陶も出土 |
BC4500年 | 老官台文化 | 老官台遺跡 | 灰陶 |
BC4000年〜 BC2300年 の中期以降 | 大モン口文化 | 大モン口遺跡 | 灰陶・黒陶が中心 |
BC3600年〜 BC2700年 | 馬家浜文化 ッ沢(すうたく)文化 | ッ沢遺跡 | 紅陶・灰陶、及び、ロクロ成形による黒陶 |
BC2750年〜 BC1890年 | 良渚文化 | 良渚遺跡 | 黒陶 |
BC2400年〜 BC2000年 | 龍山文化 | 龍山遺跡 | ロクロ成形により薄手に仕上げられた黒陶 |
なお、「焼物の種類」についての詳細は、こちらから。