茶道具 翔雲堂


ひと口知識

※内容に間違いがあるかもしれませが、ご了承ください。
また、ここの文章に関しては、質問等は受け付けていません。ごめんなさい。

縄文式土器(縄文土器)ってこんなの

縄文式土器は、日本列島各地で縄文時代に作られた土器で、
1877年、大森貝塚を発掘したモースによって見出され、
英文報告書で cord marked pottery(索文土器)とされたものだそうです。

その後、貝塚土器、アイヌ式土器など様々に呼ばれ、
結局、縄目文様という発想から命名された
「縄文式土器」の用語が定着したようです。

縄目文様は撚糸(よりいと)を土器表面に回転させてつけたもので、
多様な模様が見られるそうです。

しかし、実際には縄文を使わない施文法、例えば貝殻条痕文や、
装飾技法も多く、これは土器型式によって様々なのだとか。

縄文土器は表面を凹ませたり粘土を付加することが基本で、
彩色による文様は少ないようです。
ただ、装飾は、時に、容器としての実用性からかけ離れるほどに、
発達したみたいです。

窯を使わない平らな地面あるいは凹地の中で、
やや低温(600℃〜800℃)の酸化焼成のため、
赤褐色系で、比較的軟質だそうです。

胎土は粗く、やや厚手で大型のものが多いようですが、
用途や時期によっては薄手・小形品。精巧品も作られているとか。

信仰に関わる土製品として、土偶のほか、
土器片を再利用して人形状土製品や、
鏃状土製品・土製円盤・土器片錘などが作られたみたいです。

縄文式土器の特徴を年代順に追ってみようと思います。
年代主な遺跡特徴
草創期
BC12000〜
- 縄の文様はなく、木や貝などの物をおしつけた文様。
早期
BC9000〜
長七谷地遺跡
田面木平遺跡
縄の文様がつけられはじめる。
貝を押し当てた文様もある。
前期
BC6000〜
蟹沢遺跡 平らな底がつくようになる。
中期
BC5000〜
松ヶ崎遺跡 ひも状の飾りをつけたりするようになる。
後期
BC4000〜
町畑遺跡椀・皿・きゅうす型など、
様々な形の土器が作られるようになる。
大量生産された、同じ形の土器も出土。
晩期
BC3000〜
八幡遺跡形の種類が多く、
きれいな文様がつけられるようになる。
漆を塗った赤色の土器も出土。


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