茶道具 翔雲堂


ひと口知識

※内容に間違いがあるかもしれませが、ご了承ください。
また、ここの文章に関しては、質問等は受け付けていません。ごめんなさい。

紅陶(こうとう)ってこんなの

新石器時代に焼造された土器には、
大別して紅陶・灰陶・黒陶・白陶・彩文土器(彩陶)があるそうです。

そのうち、器表が赤褐色を呈するものが紅陶みたいです。

紅陶は通風のよい酸化炎焼成の窯で焼き上げたもので、
明るい赤褐色を呈し、褐陶にくらべて硬質のようです。

胎土を水簸(すいひ)した精製品を細泥紅陶というそうで、
胎土に砂粒などの混和剤をふくむものを夾砂粗紅陶というのだとか。
前者は主として食器類に用いられ、
後者は主として煮炊きの器に用いられたみたいです。

完器に復元された土器が出土した初期の遺跡として、
華北では河北省武安市の磁山遺跡と、河南省新鄭市の裴李崗(はいりこう)遺跡、
華南では浙江省余姚市の河姆渡(かぼと)遺跡などが知られるようです。

これらの遺跡出土の土器はロクロを用いず、
粘土紐巻き上げ等の手捏ねによる製品で、
焼成温度はおおむね700〜900度程度とされるとか。

磁山遺跡や裴李崗遺跡の土器は赤褐色の紅陶で、
器表は入念に研磨されているようです。

大渓文化(BC5000年〜BC3000年)の大渓遺跡からは、紅陶が多く出土し、
そのほか皿や円筒形の壷なども発見されているそうです。

また、黄河下流域の大モン口文化(BC4000年〜BC2300年頃)の初期は、
紅陶が中心だったようです。

なお、「焼物の種類」についての詳細は、こちらから。
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