茶道具 翔雲堂


ひと口知識

※内容に間違いがあるかもしれませが、ご了承ください。
また、ここの文章に関しては、質問等は受け付けていません。ごめんなさい。

茶入の底の形ってこんなの

糸切は、ろくろで成形した陶器をろくろ台から離すとき、
底部を糸やわらしべを使って切り離すしたときのうず模様だそうです。

はじめに糸のかかったところを糸入、糸の最後を糸出というのだとか。
糸入・糸出の相違により、いろいろの区別があるみたいです。

ここでは、茶入の底の「糸切(いときり)」について見てみようかと思います。
種類種類備考
唐物糸切唐物糸切 唐物のろくろは右へ外回りしているため、茶入の底では印面と同様に反対に跡が残る。
逆糸切りともいう。
和物糸切和物糸切 轆轤は左へ内回りしているから、唐物と反対に糸出が右上に重なっている。
順糸切・本糸切ともいう。
渦糸切渦糸切 轆轤を静かに回しながら、薄い竹箆のようなもので徐々に引き離すと、かすかに渦状の跡が残る。
糸ではないが、似ているのでこのように呼ばれる。
輪糸切輪糸切 渦糸切の場合と同じであるが、箆の当て方を一回転ごとに止めることによって輪状をなす。
また、切り離した茶入を逆さにして、一つ一つと輪をひろげたものもあり、一種の装飾である。
板起し板起し ろくろの回転を止めておき、竹箆で少しずつこじ離すので、その後が不規則な景色をなしている。
箆起こしともいう。




なお、茶入・茶入の分類・茶入の形に関する詳細は、
別途以下のページで一覧にしてみました。
茶入について

茶入の分類について

茶入の形について

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