茶道具 翔雲堂
ひと口知識
※内容に間違いがあるかもしれませが、ご了承ください。
また、ここの文章に関しては、質問等は受け付けていません。ごめんなさい。
袋たとう紙・袋懐紙・大徳袋ってこんなの
袋たとう紙(ふくろたとうし)は、懐紙を袋状に仕立てて、
底部に襞(ひだ)を付け、入れやすくした、
カマス貼りの袋懐紙だそうです。
袋たとう紙は、マチ付きの袋状になっていて、お菓子がこぼれたり、
防水加工によって生菓子がくっついたりもしないとのこと。
また、ハンドバッグなどに、臭いが移らず非常に衛生的なんだとか。
寸法は、17.5cm×14.5cmのようです。
■袋懐紙の歴史
当初、袋懐紙は、京都のみで使われていたそうです。
これは、桃山時代の華やかな時に、京都の粋人が、能・歌・茶会等の催しに、
それぞれの茶道流儀とは別に出されたお菓子の一部を、
そのままの姿で頂戴し持って帰って、家族と再び味わい、
先様の行為を風流げに語り、そのことでより深い心を形成したと
言い伝えられているみたいです。
その後、凝った紙を使ったり、変わった折り方や貼り方で、
その粋も競ったのだとか。
今も京都の粋人の間では、広く使われているそうです。
■使い方
一般の場合は、
・慶事や仏事の茶菓子に敷く。
・一般の懐紙と同様、銘々皿に敷く。
・外出や旅行のエチケット袋に使う。
などがあるようです。
茶道では、
・濃茶の小茶巾入れ。
・残菜入れや袖落しの代わり。
・茶会や稽古の懐紙。
などになるみたいです。
■関連リンク
「懐紙」について
「両面懐紙」について
「小袖懐紙」について
「硫酸紙」について
「袂落し」について
「袖落し」について
「残肴入」について
「残菜入」について
「ハンカチ」について
「湿し小茶巾」について
は、それぞれ別ページで説明しています。