茶道具 翔雲堂


ひと口知識

※内容に間違いがあるかもしれませが、ご了承ください。
また、ここの文章に関しては、質問等は受け付けていません。ごめんなさい。

刀掛(刀架)ってこんなの

刀掛(かたなかけ)は、刀を横にして掛けておく道具だそうです。

刀掛は、茶室の躙口脇や土間庇に設けられているようで、
茶室においては身分の隔て無く、
全ての人間が平等であるという思想の元に考案されたものみたいです。

茶室に縁の付いていた頃は、縁の上に置刀掛を据えたり、
妻戸の外の柱や壁などに釘を打って、刀を掛けていたようです。

現在は、基本的に不要なものみたいです。


■茶室の刀掛
国宝の茶室「待庵」の刀掛は、
躙口の右手前に設けられているようです。

安楽庵や閑隠席という茶室にも、躙口の外に刀掛があるそうです。
閑隠席は、表千家七代家元・如心斎が利休150年忌追善茶会のために
寄進したものみたいです。
安楽庵は、千道安織田信長の弟有楽斎の合作だとか。

国宝の茶室「如庵」の刀掛は、躙口の外ではなく、
土間庇の正面に2本引の腰障子を立て小部屋を設け、
そこに、置刀掛を据えているそうです。


■刀掛の使い方
刀を刀掛に掛ける場合、
刃を上側にして、大刀を上段、脇差を下段に柄を向かって左
にするそうです。

理由は、「大刀」が主で、脇に差すから「脇差」(控え)だからみたいです。
柄が向かって左側なのは、
差表(腰に刀を差したときの、鞘の、からだに接しない側が)だからだとか。

また、この掛け方だと、抜き打つ為には左手で取り上げて、
右手に持ち換えなければらないため、
来客時など相手に対して敵意の無いことを表す「礼儀」ともいわれているとか。


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