種類 | 備考 |
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蛇の目傘 | 和傘の標準的な普及品のこと。
元禄時代(1688年〜1704年)頃から作られ、 中央と周囲は青土佐紙、中間は白紙張りで、 おもに僧侶や医師が用いた。 |
番傘 | 番傘の由来は、作者が自分の名前を判で押したから言う説と、
旅館が貸し傘に番号をふったからという説がある。 蛇の目傘と比べると、骨が太く全体的にも太め。 |
番奴 | 番傘に黒い縁をつけたもの。
大阪では傘をさしたとき主従の関係が解るように黒い縁をつけ、 ご主人様とお供の方を見分けた。 |
供傘 | 閉じた傘に三本の線が入っているので、
持っているだけで公家のお供と解ったとか。 京都の公家のお供が使った。 |
舞踊傘(舞傘) | 日本舞踊の傘。 |
作品名:野点傘
価格:20,000円 備考:3尺(日本製) |
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裏千家十四代淡々斎宗室は、
本式野点傘を御園棚(みそのだな)といっしょに考案したそうなので、 ここでは、御園棚について簡単に説明しようかと思います。 御園棚は、野点用の立礼棚みたいで、 庭前の芝生に持ち出して、 気軽に椅子や腰掛にかけて控える客に、 一服の薄茶を差し上げるのだそうです。 これは、1952年に皇太子殿下の立太子式を記念して作ったもののようで、 京都の大宮御所において、その祝賀の茶会を催したときに、 初めて使用したものだとか。 にない棚の形をとっているものの、 七宝透かしの鉋目塗(かんなめぬり)、 両側に朱色の組紐を華鬘結び(けまんむすび)として垂らしたもので、 現在も、幅広く愛用されているそうです。 点前は、左側に釜が嵌めこまれ、 右側に水指、中央で点前が行われるようですが、 点前の順序は、薄茶の運び点前と同じそうです。 |
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