読み:くわえひばし
作品名:桑柄火箸 作者:和田美之助 |
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近松茂矩著『茶湯古事談』に「いにしへは共柄の火箸のみなりし、
利休
か比より桑柄の火箸出来しとなん」とあり、
利休 の頃が桑柄火箸の始まりということみたいです。 利休形では他に唐木・黒柿・桜皮巻などがあるようです。 十代〜十二代まで同じ名前の和田美之助は、1636年に知恩院大釣鐘を鋳造して以来、 九代まで和田信濃大じょう藤原国次として釣鐘を鋳造していたそうです。 十代和田美之助からは、蛤御門の変で全焼した処から高辻に移住し、 雨宮金寿堂に学び茶の湯釜・鉄瓶を鋳造しはじめたとか。 |
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読み:ひばし・はいさじ
作品名:火箸・灰匙セット 作者:木村清五郎 |
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風炉用セット 炉用セット ※画像を押すと拡大できます。 |
金工師二代目木村清五郎は、1949年新潟県三条市生まれ。
1973年、金属加工修練の後、初代清五郎に金工製造を師事するそうです。 1992年、二代目木村清五郎を襲名、南鐐製品では清雲という号で襲名するようです。 金工・南鐐部門で市展で入選しているとか。 略歴を書くと、以下のようになるみたいです。 初代木村清五郎 大正7年新潟県三条市生まれ 昭和9年県立三条商工学校卒 昭和21年復員後金工製品の製造を習得 昭和29年茶道具・華道具を制作 昭和42年水指にて中小企業庁長官賞を受賞 ※南鐐製品では清雲という号で襲名 二代目木村清五郎 昭和24年三条市に生まれ 昭和48年初代清五郎に金工製造を師事 昭和49年中小企業庁優秀賞受賞 平成4年に二代目木村清五郎を襲名 平成21年伝統技術に新しい手法で「割カン」を完成 ※南鐐製品では清雲という号で襲名 |
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作品名:火箸・炉用
作者:木村清五郎 備考:木箱入 |
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火箸は、砂張・真鍮・鉄などがあるそうで、多くは鉄製なのだとか。
細工の方法は、打ちのべ・素張り(空打ち/巣打ち)・鋳ぬきの三種類があるみたいで、 象眼などで模様を入れたものもあるようです。 風炉用は全部金属製なのですが、炉用は木の柄がつくようです。 桑柄が最も多く、利休形では他に唐木・黒柿・桜皮巻などがあるそうです。 近松茂矩著『茶湯古事談』に 「いにしへは共柄の火箸のみなりし、 利休か比より桑柄の火箸出来しとなん」 とあるようです。 稲垣休叟著『茶道筌蹄』に 「桑柄 利休形、金の所を袋にしたるもある」 とあるみたいです。 |
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作品名:火箸・灰匙(炉用)
備考:紙箱入 |
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火箸は、下火を直し、炭をつぎ、香を焚き、
炉中の灰を直すのに用いるのだとか。 風炉・炉の別があるそうで、他に飾火箸・水屋用の長火箸があり、 長火箸は廻り炭之式の半田にも使用するみたいです。 風炉用火箸は柄がなく、鉄・南鐐・砂張・素銅・真鍮・毛織のも素材があり、 中を空洞に作った素張のものが喜ばれるようです。 まれに社寺の瓦釘の転用も見られるとか。 炉用火箸は、火気の伝わりを防ぐため、柄に付き、 寸法も風炉用より少し長めだそうです。 柄の材は桑の他に松・梅・桜・杉・雑木などが使われ、 中にはその材の上から、桜皮の紐や、 銀の針金を巻いたものもあるみたいです。 また、好み物で竹皮を撚(よ)り糸で巻いたもの、 さらに唐物で象牙・堆黒・青貝入・独楽塗りなどもあるそうです。 飾火箸は、台子や長板を用いた場合、 杓立に飾っておく火箸で、家元の好みもあるようです。 火箸自体の形、透かしや象嵌、頭部の種々の意匠が見どころだとか。 |
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作品名:火箸・灰匙(風炉用)
作者:木村清五郎 備考:桐箱入 |
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アメマスという、サケ科サケ亜科イワナ属の魚がいるそうです。
北海道のアイヌ民族には、 「地下には巨大なアメマスが住んでいる。これが暴れて地震が起きる」 という、伝承があるそうで、 地震が発生すると、囲炉裏の灰に、小刀や火箸を刺し、 「エッケウ!エッケウ!」と唱えるみたいです。 「エッケウ」は腰骨のことで、 アメマスの腰骨を押さえつけ、地震を鎮める呪いなのだとか。 |
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