読み:もみじえまえがわら
作品名:もみじ絵前瓦 作者:檜垣青子 |
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ここでは「もみじ」と「かえで」の違いついて説明しようかと思いますが、
植物学的には、どちらも「カエデ科カエデ属」に分類される木の総称だとか。 盆栽関係ではこれを区別して使い、 葉の切れ込みが五つ以上のカエデ属だけを「もみじ」と呼び、 その他のカエデ属を「かえで」と呼んでいるようです。 童謡などに出てくる「紅葉(もみじ)」は、 カエデ属に限定せず様々な樹木で葉の色が変わる現象の総称として使っているそうです。 紅葉(もみじ)の色は、大きくわけて以下の三種類があるみたいです。 紅色:色素「アントシアン」 黄色:色素「カロテノイド」 褐色:褐色物質「フロバフェン」 というふうに書くと、何の趣きも感じられませんが、 もみじは、ただ目で見て感じた情景を愛でるのが一番良いのではないでしょうか。 「檜垣青子」は、風炉師「 寄神崇白 」の長女「二代目檜垣崇楽」と、 その夫「初代檜垣崇楽」の長女だとか。個展も多数開いているとのこと。 檜垣青子の長男「檜垣良多」もまた作陶に励んでいるようです。 |
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作品名:前瓦(唐金用)
作者:小川長楽 価格:各5,000円 備考:紙箱入 |
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前土器は、白と赤との二種があり、
土風炉や唐銅風炉には白を、 鉄風炉には赤を用いるそうです。 前土器は、利休形、原叟好、遠州好、不昧好など、 その他流儀により好みものもあるようです。 前土器の焼としては、素焼以外に、 楽焼、深草焼、今戸焼、秦焼、雲華焼などがあるとか。 |
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作品名:前瓦(白)/(唐金用)
作者:佐々木昭楽 備考:紙箱入 |
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前瓦を立てる位置は、二文字押切の場合、
風炉の大きさによって、 前二本の五徳の爪を結ぶ線の手前から、 五徳の脚の幅に対して、 中央部分になるよう合わせるそうです。 前瓦は、まっすぐに立てるみたいですが、 やや向こう側に倒すときもあるようで、 その場合、仰向けに見えないようにするとか。 前瓦の高さは、 釜の底から指一本分を開けて立てるそうです。 ただし、季節によっては、 微妙に変化をつけるのだとか。 ■前瓦を二枚立てる場合 酷暑の季節には、赤白二枚の前瓦を立てて、 火気を避けることもあるようです。 二枚の瓦は、二文字押切か、遠山灰に施されるとか。 このとき、右手前に白の瓦を、 通常通り半円を上にして置き、 左向こうに赤の瓦を逆さにして置くそうです。 また、同じく火気を避けるために、 白の前瓦一枚を逆さに立てることもあるとか。 |
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作品名:前瓦(雲華)
作者:寄神崇白 備考:紙箱入 |
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雲華焼とは、焼成中の操作により、
器の表面に雲がかかったように、 黒や灰色のむらを出したものだそうです。 前瓦の他、香合・蓋置・灰器などにも、 見られる焼き方のようです。 雲華焼は楽土を使用しているそうですが、 炭の色付けで景色を付け、 その後丹念に椿の葉で磨き上げらることで、 光沢を出すみたいです。 |
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