茶道具 翔雲堂


ひと口知識

※内容に間違いがあるかもしれませが、ご了承ください。
また、ここの文章に関しては、質問等は受け付けていません。ごめんなさい。


なお、一部の作品、販売しています。

炉檀ってこんなの

炉壇は、炉(畳の一部を切って床下に備え付けた
茶用の小さな囲炉裏)の中の四方壁面部分のことで、
以前は、ねずみ色に塗ったそうです。

正式な炉壇は、檜で箱を作り内壁を土で塗ったものだそうです。

檜(ひのき)は、四方が一尺四寸、深さ一尺八寸の箱を作ったもののようです。

また、内部の壁は、微塵ズサを混ぜた京都稲荷山土で、
厚さ:二寸二分五厘
内寸:九寸五分四方
深さ:一尺五寸
に塗り上げた炭櫃(すびつ)だそうです。
ただ、脆いようで、毎年炉開きの前に塗り替える必要あったみたいです。

京都稲荷山の土は、耐火性の強い土だそうです。

通常は聚楽土を左官が室内の壁を塗るように塗っていくのだとか。
この炉壇を専門に塗る左官を炉壇師として区別したりもするそうです。

炉壇師は、炉壇に炉縁を入れたとき、
畳面と同じ高さになるようにするため
かなりの精度を要求される、非常に神経を使う仕事なんだとか。
この仕事が出来る左官は、日本でも数少ないようです。
ちなみに左官とは、建物の壁や床・土塀などを、
こてを使って塗り仕上げる職種のことだそうです。

現在、炉壇には「鉄製」「銅製」「陶製」「石炉」などがあるのだとか。


本ホームページでは、以下に関して、別途説明しています。
「炉」について

「炉縁」について

「助炭(炉覆)」について

作品名:炉壇セット
(柿合炉壇・五徳付)
価格:25,000円
備考:紙箱入

炉壇セット
※画像を押すと拡大できます。
11月は、炉開きの季節でしょうか。

炉は囲炉裏の略語だそうで、
一尺四寸(42.4cm)四方と寸法が決まったのは、
紹鴎時代のようです。

炉壇(巣櫃)は、塗壁を正式とするそうで、
他に陶器・鉄・銅・石等があるみたいです。

塗壁は毎年塗り替えるのが理想的のようです。

炉開きは、陰暦10月の初亥の日だそうですが、
数日前までには、炉壇を塗り変えなくてはならないそうです。
それこそが茶人の心得なのだとか。

現在、炉壇を本格的に塗れる人は少ないようで、
今や炉壇師と呼ばれる人は貴重な存在と言えるみたいです。


■五行思想と炉壇
炉壇は、古くは石で出来ていたそうです。
それは、やわらかく細工のしやすい石で作られていたみたいですが、
持ち運びが大変だったため、
宗旦の頃から木の枠の中に土を塗り、
土の炉壇が作られるようになったようです。
土は水に弱く、火に強いため、土で火を囲ったみたいです。

かつて、炉壇のことを火を入れる入れ物という意味で、
「炉櫃(ろびつ)」と言っていたそうです。
それがいつしか、格が高い「壇」の字を使うようになり、
「炉壇」となったのだとか。

日本には、五行思想(ごぎょうしそう)というものがあるようですが、
この一尺四寸の炉の前に座れば、木火土金水のすべてが揃うそうです。
木:炉縁
火:炉中の火
土:炉壇
金:釜
水:釜の中の湯
といった具合みたいです。

五行思想(五行説)とは、古代中国に端を発する自然哲学の思想のことだそうで、
万物は木・火・土・金・水の5種類の元素からなるという説みたいです。
5種類の元素は、
「互いに影響を与え合い、その生滅盛衰によって天地万物が変化し、循環する」
という考えが根底に存在するとか。


■聚楽土
京都の聚楽第から採れる聚楽土は、炉壇に非常に適しているそうです。
この土には粘り気があり、乾燥して固まった時に、非常に強くなるのだとか。
そのため、採取した土は、そのまま使うのではなく、
よく踏んでさらに粘り気を持たせるようです。

聚楽土を炉壇に塗る時は、中央に蝋燭を立てるようです。

土に水分を含ませて塗っていくみたいですが、その時、蝋燭の灯りだと、
土が光を吸収するような感じのやわらかな明るさで、
非常に作業しやすいのだそうです。

また、寒い時期なため、火で手も温まり、
適度な熱で土が乾いて行くのだとか。

作業としては、長年寝かせておいた聚楽土の塊を削り、
それを摺り、糊を混ぜて練るようです。

それをコテなどの道具を駆使して、
高度な技術をもって塗り上げていくそうですが、
気温が高いと練り上げた土の加減が悪く、
綺麗に仕上がらないようです。
時期としては、比較的涼しくなる10月以降が良いとか。

塗り直した後、完全に乾くまでには3日ほどかかるそうなので、
余裕を見て炉開きの5日前くらいまでには、
塗り直しをしておくのが良いみたいです。

また、炉の蒔灰(まきばい)である湿灰(しめしばい)は、
時間のある時に作っておくと良いようです。


■炉壇の手入れ
炉壇の手入れは、炉を閉める時に、
必ず灰を全て上げることが重要みたいです。
そうしないと、中に湿気がたまり、
炉壇が傷んでしまうとか。

使用中も、炉壇の角に物を当てないよう注意する必要があるみたいです。
炉は角があってこその炉で、
角(炉)があり、丸(釜)があるからこそ、自然の理に合っているのだとか。

万一、角が欠けた場合、応急処置として、
聚楽黄土の粉末を、餅より少し硬いくらいに練り、
小刀などで、欠けたところに塗るとよいみたいです。
(※当然、少々どころでない欠け方をした場合は、
専門の方に依頼した方が良いと思います。)


■九寸九分
炉の内径は、九寸九分(約30cm)と決まっているそうです。
これは、苦々に通じ、これを炉の中の火で焼き取り、
苦々の難を逃すという意味があるのだとか。



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