作品名:陶器三点セット
(海松波画) 作者:手塚桐鳳 備考:紙箱入 |
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波は、水面の高低運動のことですが、
起きる原因によって分類することも可能なのだとか。 ・波浪(はろう):風によって起きる波 ・引き波:船舶などが航行することによって後方につくる波 ・津波:地震によって起きる波 ここでは、波浪についてのみ、説明しようかと思います。 ■波浪 波浪には、「風浪(ふうろう)/風波(かざなみ)」と「うねり」があるようです。 「風浪」は、その場で吹いている風によって引き起こされた波だそうです。 風が海面に当たると、風と海水の摩擦で海面が波立つみたいです。 風浪は、波の上部が尖った三角形に近い形をしているとか。 風が強くなるほど風浪の高さは大きくなる傾向があるようで、 見た目の形状も変化するみたいです。 無風状態は「凪(なぎ)」と言って、風浪は消え、 海面の質感としてはほぼ平坦になるそうです。 この状態は「鏡のような海面」などと表現されるのだとか。 風がかすかに吹くと「さざ波」と言った状態になり、 小さな波が立ちはじめるそうです。 風速が数メートル程度だと、波頭(なみがしら)の水が風に飛ばされるようです。 この状態を「兎が跳ぶ」と表現するそうで、 海面全体に白い部分がチラチラ、ピョコピョコと動いているように見えるのだとか。 「うねり」は、他の海域で風によって起こされた波が伝わってきた波みたいです。 遠洋に存在する台風の影響で発生する「土用波(どようなみ)」は、 晩夏にあたる「夏の土用」の時期に発生する大波だそうです。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
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作品名:振出・茶巾筒
作者:西村徳泉 備考:紙箱入 |
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茶巾筒は、茶箱・茶籠に仕組む際、
茶筅筒と茶碗との間、右寄りに入れるのだとか。 月点前以外の点前中、空になった茶巾筒は、 茶箱・茶籠の中に戻しておくそうです。 和敬点前以外の茶箱の点前で、 拝見の所望があった場合は、 茶箱・茶籠ごと拝見に出すみたいです。 色紙点前の場合は、茶巾箱を用いるようです。 茶巾箱は、御所籠の中、茶筅筒と茶碗の間、 右寄りに箱を立てて仕組むそうです。 また、茶巾箱の身には茶巾を置き、 蓋には茶筅をもたせかけて置くのだとか。 使用後は内部の水気をよく拭き清めて 仕舞うみたいです。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
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作品名:陶器三点セット
作者:昌山(茶碗) 備考:紙箱入 |
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三点セットということで、三に因んだ「三皇」の、
特に「神農(しんのう)」に関して説明しようかと思います。 中国の『史記』秦始皇本紀に、三人の皇帝「三皇」が挙げられているそうで、 泰皇(人皇)の「皇」と「帝」号を組み合わせて、 「皇帝」とした伝えられているようです。 この「三皇」、明確に誰を指しているかわかっていないようで、 『史記』秦始皇本紀の「天皇・地皇・泰皇」の他に 『史記索隠』:天皇・地皇・人皇(泰皇と人皇は別人) 『春秋緯運斗枢』:伏羲・神農・女か 『礼緯含文嘉』:伏羲・神農・燧人 『白虎通』:伏羲・神農・祝融 『帝王世紀』:伏羲・神農・黄帝 などがあるのだとか。 特に、伏羲と神農に関しては、『周易』で、 卦を使って文明をもたらした聖人として描かれているようです。 ■神農 神農は、古代中国の伝承に登場する人物で、諸人に医療と農耕の術を教えたとして、 現在、中国では、医薬と農業を司る神とされているそうです。 神農は、中国における初めての部落連盟の名前となり、 70世代に渡って古代中国を治めたみたいです。 世界最古の本草書『神農本草経』に名を残しているそうですが、 伝説によれば、神農の体は頭部と四肢を除き透明で、 内臓が外からはっきりと見えたのだとか。 透明な体を活かした毒味もしたようです。 赤い鞭でたくさんの植物を払い、それを嘗めて薬効や毒性の有無を検証し、 毒があれば内臓が黒くなるので、毒が影響を与える部位を見極められたみたいです。 その後、あまりに多くの毒草を服用したために、 体に毒素が溜まり、最終的に亡くなったのだとか。 『淮南子(えなんじ)』によれば、 手当たり次第になんでも食べた古代人に、 農耕を教え、食用と毒草の違いといった医療を教えた。 このとき、多くの植物を食べたので、神農は1日に70回も中毒した。 とあるそうです。 『周易』繋辞伝下によれば、 中国は、伏羲が没すると神農が治めた。 神農は、木を加工して農具を作り、農具のメリットを民衆に教え広めた。 また、昼に市場を開き、交易させた。 それぞれ、前者は「益」、後者は「ぜいごう」という卦を参考にした。 とあるようです。 『帝王世紀』によれば、 五弦の琴を発明し、 伏義の作った八卦を二段に重ね、六十四卦を作った。 とあるのだとか。 なお、「神農の茶」「発明品」「神農と茶」に関しては、 「茶の湯な人々1」について の序文で説明していますので、よかったら参照してください。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
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作品名:陶器三点セット
作者:桐鳳 価格:8,000円 備考:紙箱入 /振出は、桐鳳の作ではありません。 |
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裏千家十四代淡々斎の好みものとしては、
・水注 : 塗片口水注海松波 ・炉縁 : 摺漆海松蒔絵 ・古帛紗 : 海松浪裂 ・数寄屋袋 : 海松浪裂 ・香合 : 蛤香合海松蒔絵 ・中次 : 海松蒔絵一閑溜面中次 などがあるみたいです。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
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作品名:三点セット(花丸)
作者:御室窯(振出・茶巾筒) 備考:木箱入 |
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裏千家十五代鵬雲斎の好みものとしては、 以下のものがあるようです
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