茶道具 翔雲堂
ひと口知識
※内容に間違いがあるかもしれませが、ご了承ください。
また、ここの文章に関しては、質問等は受け付けていません。ごめんなさい。
香包(小包)ってこんなの
香包(こうづつみ)は、香木を包む畳紙のことだそうです。
香道の場合、「この組香には、この香包を用いる」と、
決まっている流派もあるみたいです。
例えば、組香の一種「源氏香」の場合は、源氏香包を使うようです。
源氏香は、5種類の香木を5包ずつ合計25包を混ぜ合わせて、
そこから無作為に抽出した5包を順に焚いて、
香席に聞香炉を5回まわす、といったことをするみたいです。
組香は、源氏香のほかに、
小鳥香・宇治山香・十火主香・矢数香・小草香・
十種香・花月香・名所香・競馬香
があるようで、これを十組香総包という香包に入れるようです。
これは、志野流独特の香包なのだとか。
組香伝授の際に「香包折り」を合わせて指南する流派もあるとか。
■茶道の場合
茶道の場合、香木(香片)を包む香包に決まりはないそうですが、
左・右・上・下の順に畳むようです。
その際、香包の上を下で挟み込むようにするとか。
且坐之式・三友之式・東貴人且坐之式・唱和之式などは、
香を1種包み・重香合の上段に入れるそうです。
仙遊之式のときは、2種、香を用意して香包に包み、
1種目は、重香合の上段に、
2種目は、志野袋に入れ、袋の紐を長緒に結んで、
次客が右の袂(たもと)に入れておくようです。
このときの2種目の香は「次香」と呼ぶみたいです。
香付花月之式では、3種、香を用いるようです。
この場合は、香包に香銘を記載し、
その面を裏に向けて、3種とも重香合の上段に入れるそうです。
なお、
「香」について
「香盆」について
「重香合」について
「志野袋」について
「香炉」について
「香箸」について
「香道七つ道具」について
は、それぞれ別ページで説明しています。