作品名:染付皆具
作者:平安秀峰 価格:25,000円 備考:桐箱入 |
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染付は、磁器の加飾技法の1つで、白地に青(藍色)で文様を表したものだそうです。
中国・朝鮮では「青花」と呼ばれるのだとか。 この技法は中国元時代の景徳鎮窯で創始され、朝鮮・日本・ベトナムなどに広まったようです。 日本では17世紀に伊万里焼が作り始めたみたいです。 秀峰窯の陶祖千葉吉蔵は、明治中期の福島県会津本郷焼において染付の絵付け職人として活躍したそうです。 希代稀なる名人と謳われ、号を「千山」と称し、色絵の作品も手がけたのだとか。 一代目 秀峰 吉蔵の三男の千葉四郎(武内四郎)は、戦前に京都東山今熊野の地に入り、 雅号を「秀峰」とし染付磁器の生産を開始したようです。 戦後は染付磁器のみならず交趾の作品も手がけるようになったのだとか。 二代目 秀峰 武内敬吉郎は、交趾と染付を融合させた作品を多く手がけるそうです。 交趾デザインの定番となった「交趾蝶々」のデザインの発案者のようです。 三代目 秀峰 敬吉郎の息子の武内真司は、轆轤成形や型成形等、成形技術を得意とするそうです。 染付磁器・交趾の作品の品質向上を目指しているそうです。 |
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作品名:青磁三木皆具
作者:手塚玉堂 備考:木箱入 |
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算木(三木)は、中国では紀元前から使われていたようで、
十三世紀にそろばんが使われるようになるまで、算木で計算を行ったそうです。 易占で用いられる算木は算術用のものより大型で、2〜3寸程度、 6本を組にし、出た卦を即席に記録・表示するのに用いるのだとか。 角材の四面のうち連続した二面の中央に浅い彫り込みがあり、陰爻(いんこう)を示すみたいです。 両端に八卦の漢字が書かれたものもあるそうです。 |
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作品名:青磁皆具
作者:幸次郎 備考:木箱入 |
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青磁(せいじ)とは、青磁釉を施した磁器またはb器のことだそうです。
透明感のある青緑色の磁器で、 紀元前14世紀頃の中国(殷)が起源とされるとか。 後漢代に流行し以後次第に普及したみたいです。 製造技術は日本や高麗にも伝播したようです。 特徴的な青緑色は、 釉薬や粘土に含まれる酸化第二鉄が、 高温の還元焼成によって酸化第一鉄に変化する事で発色するとか。 色艶は全く異なるそうですが、 酸化クロムの還元で発色させる物も青磁と呼ばれるようです。 1200℃以上で焼成される高火度釉で、 植物灰を主成分とし、酸化第二鉄を含有するとか。 ボディ(胎)から釉に拡散する鉄の寄与がある場合もあるみたいです。 焼成によって原料の酸化第二鉄を還元することで、 酸化第一鉄ができ、青〜緑を発色した透明ガラスになるようです。 還元の量と釉薬中に含まれる鉄分の量によって、 黄色がかった緑から、空色まで発色が大きく変化するとか。 現在では、石灰バリウム釉を基礎釉とし、 珪酸鉄を着色剤として使用することで、 澄んだ青色を得ることができるようですが、 本来の青磁は灰釉みたいです。 古くは、発色の不安定さから、 同時に焼成した器のなかで不良品が出易かったそうです。 製作技術の向上や窯の進歩により、 安定して良品が量産されるようになるのは晩唐以降になるとか。 焼く前にかける釉薬の厚さを厚くしないと(2〜3ミリ程度)、 青が発色しないため、釉薬がはがれないように施す工夫や、 厚い釉のため器が重くならないように、 素地を薄く成形することもあるそうです。 釉薬の厚みから時間をかけて美しい貫入が多く入るようです。 |
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作品名:黄交趾竹絵皆具
作者:勝見光山 備考:木箱入 |
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交趾焼は主に茶の湯の世界で珍重され、
香合がとくに尊ばれるようです。 江戸時代に数寄者の間で作成された香合番付では、 交趾の香合がその上位を占めるとか。 茶の湯で珍重されるという事で、 京都において楽家や永楽善五郎が、 その写しものを制作した事から、 九谷焼や日本の京焼でもその写しが作られることとなり、 その制作は全国で行われるそうです。 永楽が携わった紀州徳川家の偕楽園焼は、 紫と浅葱色と呼ばれるトルコブルーを基調にした、 法花の和製の作風だとか。 |
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