茶道具 翔雲堂


や・ら・わ行の茶杓銘

ここでは、茶杓の詰筒について説明します。

詰筒には銘・宛名・年号などの筒書があって墨の直書が正式なものだそうで、
朱漆書きや字形書きはこれに次ぐのだとか。

詰筒の種類としては、以下があるようです。
共筒(ともづつ):茶杓と同じ竹で、同一作者の手による筒
替筒(かえづつ):共筒の他に、別に新たに作られた筒
送り筒(おくりづつ):年号や宛名を入れ、人に送るための共筒
追筒(おいづつ):茶杓の作者以外によって後に作られた筒
会所筒(かいしょづつ):対銘をなす複数の茶杓を収納するための筒
極め筒(きわめづつ):元々筒がない場合、後世の人が筒を作り、
 これに入れて茶杓の作者名を書いた、鑑定・証明のための筒

本来は茶杓と詰筒の二つですが、
販売時は詰筒を収納する共箱の三つセットが多くなってきているようです。

ちょっと話がずれますが、この共箱、
骨董の世界では、本体に共箱が付いていないと美術品としての価値が激減するものがあり、
「茶道具(茶杓とか)」「書画骨董」「焼物」が該当するそうです。

ただ、この日本人の「共箱文化」、外国のアンティークの世界ではあまり見かけないみたいです。


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