茶道具 翔雲堂


ま行の茶杓銘

ここでは、茶杓の特徴について説明します。
茶人ごとに特徴のある茶杓。細かく見ると結構奥が深いようです。
武野紹鴎 全体に細く長く、二本の細い樋が櫂先から切止まで通っている。
千利休 中節で、重心をこの節に置き、茶杓を茶入や棗の上にのせた時の安定性がある。
櫂先の取り方は左斜面が右斜面よりやや広く、 角度も緩やか。露はやや尖り、先端は丸い。
撓めは比較的鈍角。節は蟻腰が多く、直腰も見られる。
古田織部 樋が深く、櫂先がやや長め。
豪放な趣で、竹に景色を求めず、筒も素直なものが多い。
細川三斎 利休 をさらに上品にまとめあげたような作風。
千道安 力強く野生味のある形。
千少庵 品良く端整。
瀬田掃部 漆拭きがあり、櫂先の幅が広い。
金森宗和 櫂先が尖らずほぼ扁平。
小堀遠州 薄作りで美竹(景色のある竹)を好み、櫂先は鋭く撓められており、
時に先端が二重撓めになっているものもある。
銘に古歌を引き、一首筒に書き付けたりもしている。
筒も景色のあるものを好む。
千宗旦 美竹を選ばず、白竹が主で、時に胡麻竹を見る程度。
削り方は朴訥で、撓め方は一気に折り曲げ、技工は施さない。
命銘に能の曲や禅的なものが多い。
山田宗偏 華奢で品良くまとめあげられ、細身の筒にきっちりおさまることを条件としている。

千宗旦 著『茶杓絵讃』に
「チヲハナレ ヤツノトシヨリ シナライテ
ヤトセニナレト クラカリハヤミ」
という言葉があるそうですが、 句の頭文字をつなぐと「チヤシヤク(茶杓)」となるそうです。
句の意味は「8歳から茶を習っているが、80歳を迎えた今でも茶の秘奥は分からない」 といったところでしょうか。
茶杓の特徴、奥が深そうです。


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