点前 | 道具名 | 備考 |
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流し点 |
風炉の流し点は、炉の流し点と違い一時中断していたようです。
それを裏千家の十三世圓能斎が明治二十八年頃に再考したそうです。 点前は薄茶に限られているみたいです。 広間や多人数の客を招く場合には不適当なんだとか。 | |
風炉 |
普通より少し右の方に据えるのだとか。
釜の蓋は切っておくみたいです。 「風炉」についてはこちら。 | |
敷板 |
風炉を載せる板。
「敷板」についてはこちら。 | |
水指 |
風炉の位置は、水指を置く位置が変わるため特殊なのだとか。
「水指」についてはこちら。 | |
棗 |
棗の置く位置は普通みたいです。
「棗」についてはこちら。 「棗の形」についてはこちら。 「棗の塗り」についてはこちら。 | |
茶碗・茶筅・茶巾・茶杓 |
普通どおりセットで運び出すみたいです。
「茶碗」についてはこちら。 「茶筅」についてはこちら。 「茶巾」についてはこちら。 「茶杓」についてはこちら。 「茶杓の銘」についてはこちら。 | |
建水・蓋置・柄杓 |
普通どおりセットで運び出すみたいです。
蓋置は、中節の竹蓋置だそうです。 「建水」についてはこちら。 「蓋置」についてはこちら。 「柄杓」についてはこちら。 | |
帛紗 |
これは必須ですね。
「帛紗」についてはこちら。 | |
菓子器・懐紙・楊枝・扇子 |
客側の道具はこんなところでしょうか。
「菓子器」についてはこちら。 「懐紙」についてはこちら。 「楊枝」についてはこちら。 「扇子」についてはこちら。 | |
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名水点 |
京都では「醒ヶ井」「利休井戸」「宇治川三の間」の水などの名水が有名みたいです。
客に名水であることを示すため、水指にシメ飾りをするようです。 濃茶がふさわしいとか。 | |
風炉 |
普通に据えるみたいです。
「風炉」についてはこちら。 | |
敷板 |
風炉を載せる板。
「敷板」についてはこちら。 | |
水指 |
新しい木地の釣瓶を使用し、水で十分湿らせ、シメを張るのだとか。
「水指」についてはこちら。 | |
シメ |
シメの張り方は、前後二つ、両横一つづつの幣をつけて、
勝手付き向こうの角で縄を結ぶそうです。 | |
茶入・仕覆 |
茶入は、釣瓶の前に荘るそうです。。
「茶入」についてはこちら。 「茶入の形」についてはこちら。 「茶入の分類」についてはこちら。 「仕覆」についてはこちら。 | |
茶碗・茶筅・茶巾・茶杓 |
普通どおりセットで運び出すみたいです。
「茶碗」についてはこちら。 「茶筅」についてはこちら。 「茶巾」についてはこちら。 「茶杓」についてはこちら。 「茶杓の銘」についてはこちら。 | |
建水・蓋置・柄杓 |
普通どおりセットで運び出すみたいです。
「建水」についてはこちら。 「蓋置」についてはこちら。 「柄杓」についてはこちら。 | |
帛紗 |
これは必須ですね。
「帛紗」についてはこちら。 | |
菓子器・懐紙・楊枝・扇子 |
客側の道具はこんなところでしょうか。
「菓子器」についてはこちら。 「懐紙」についてはこちら。 「楊枝」についてはこちら。 「扇子」についてはこちら。 | |
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続き薄茶 |
「濃茶」→「後炭」→「薄茶」のうち、
「後炭」を略して「濃茶」の後半からすぐ「薄茶」に入る点前だそうです。 ただし、「朝茶事」「夜噺」などは、この続き薄茶が約束になっているのだとか。 | |
風炉 |
ふつうに「濃茶」と「薄茶」です。
「風炉」についてはこちら。 | |
敷板 |
風炉を載せる板。
「敷板」についてはこちら。 | |
水指 |
とくに特殊なことはありません。
「水指」についてはこちら。 | |
茶入・仕覆 |
濃茶点前ですから・・・。
「茶入」についてはこちら。 「茶入の形」についてはこちら。 「茶入の分類」についてはこちら。 「仕覆」についてはこちら。 | |
棗 |
棗の置く位置は普通みたいです。
「棗」についてはこちら。 「棗の形」についてはこちら。 「棗の塗り」についてはこちら。 | |
茶碗・茶筅・茶巾・茶杓 |
普通どおりセットで運び出すみたいです。
「茶碗」についてはこちら。 「茶筅」についてはこちら。 「茶巾」についてはこちら。 「茶杓」についてはこちら。 「茶杓の銘」についてはこちら。 | |
建水・蓋置・柄杓 |
普通どおりセットで運び出すみたいです。
「建水」についてはこちら。 「蓋置」についてはこちら。 「柄杓」についてはこちら。 | |
帛紗 |
これは必須ですね。
「帛紗」についてはこちら。 | |
菓子器・懐紙・楊枝・扇子 |
客側の道具はこんなところでしょうか。
「菓子器」についてはこちら。 「懐紙」についてはこちら。 「楊枝」についてはこちら。 「扇子」についてはこちら。 | |
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葉蓋 |
水指の蓋が「葉蓋」になった点前で、時期は夏が良いようです。
この扱いは、裏千家十一世玄々斎の創案みたいです。 ある年、七夕の趣向の茶会で、末廣籠(玄々斎好み)の花入れの受け筒に、 梶の葉を蓋にして水指に使用したのが始まりだそうです。 末廣籠の受け筒というのは、黒塗りの桧(ひのき)の曲に、切箔を散らしたものだとか。 | |
風炉 |
普通の薄茶と同じようです。
「風炉」についてはこちら。 | |
敷板 |
風炉を載せる板。
「敷板」についてはこちら。 | |
葉蓋 |
蓋にする葉は「梶の葉」の他、
「桐の葉」「蓮の葉」「里芋の葉」「蕗(ふき)の葉」などの大きな葉が良いそうです。 当然、毒素や悪臭のある葉、汁の出る葉などは用いないみたいです。 葉蓋にする葉はよく洗い、葉表を上向きに葉の茎を手前にして水指にのせるのだとか。 扱い方は特殊です。 葉は、うつ向けに置く方が置き易いですが、だめだそうです。 芋の葉などは、わざと葉の上に露をためておくといかにも涼しそうに感じるので良いのだとか。 | |
水指 |
蓋が葉蓋になっています。
「水指」についてはこちら。 | |
棗 |
棗の置く位置は普通みたいです。
「棗」についてはこちら。 「棗の形」についてはこちら。 「棗の塗り」についてはこちら。 | |
茶碗・茶筅・茶巾・茶杓 |
普通どおりセットで運び出すみたいです。
「茶碗」についてはこちら。 「茶筅」についてはこちら。 「茶巾」についてはこちら。 「茶杓」についてはこちら。 「茶杓の銘」についてはこちら。 | |
建水・蓋置・柄杓 |
普通どおりセットで運び出すみたいです。
蓋置は、上の方に節がある竹蓋置だそうです。 「建水」についてはこちら。 「蓋置」についてはこちら。 「柄杓」についてはこちら。 | |
帛紗 |
これは必須ですね。
「帛紗」についてはこちら。 | |
菓子器・懐紙・楊枝・扇子 |
客側の道具はこんなところでしょうか。
「菓子器」についてはこちら。 「懐紙」についてはこちら。 「楊枝」についてはこちら。 「扇子」についてはこちら。 | |
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洗い茶巾 |
ごく浅い平茶碗に、水を七分目ほど入れて、茶巾の端と端との対角線を取って、二つに折り、
その端を茶碗の右方に少し出し、その上に茶筅を仕組み、茶杓を普通にのせておくそうです。 茶碗に水が入っているので、棗とは別に運び出すみたいです。 点前の途中で茶巾を絞ってたたむ、極暑に行う点前のようです。 棚物を用いても、運び点前でも良いのそうですが薄茶に限るのだとか。 | |
風炉 |
普通の薄茶と同じようです。
「風炉」についてはこちら。 | |
敷板 |
風炉を載せる板。
「敷板」についてはこちら。 | |
水指 |
蓋が葉蓋になっています。
「水指」についてはこちら。 | |
棗 |
棗の置く位置は普通みたいです。
「棗」についてはこちら。 「棗の形」についてはこちら。 「棗の塗り」についてはこちら。 | |
茶碗・茶筅・茶巾・茶杓 |
普通どおりセットで運び出すみたいです。
「茶碗」についてはこちら。 「茶筅」についてはこちら。 「茶巾」についてはこちら。 「茶杓」についてはこちら。 「茶杓の銘」についてはこちら。 | |
建水・蓋置・柄杓 |
普通どおりセットで運び出すみたいです。
蓋置は、上の方に節がある竹蓋置だそうです。 柄杓は、柄の切止めが身のほうにあるものなんだとか。 「建水」についてはこちら。 「蓋置」についてはこちら。 「柄杓」についてはこちら。 | |
帛紗 |
これは必須ですね。
「帛紗」についてはこちら。 | |
菓子器・懐紙・楊枝・扇子 |
客側の道具はこんなところでしょうか。
「菓子器」についてはこちら。 「懐紙」についてはこちら。 「楊枝」についてはこちら。 「扇子」についてはこちら。 | |
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透木 |
透木の扱いは、極暑の時期、なるべく炭火を客に見せないために行うようです。
透木の扱いには、「平蜘蛛」「達磨」「百佗釜」等のように刃付のものを、 炉壇または風炉の肩へ覆いかぶせるようにかけるそうです。 総体に平たい刃のついた釜でなければならないとのこと。 釜に刃がついているので、そのまま炉壇や風炉の肩にかかるのですが、 それだと火がおこりにくくなるため、透木をのせ、それに釜の刃がかかるようにするみたいです。 五徳は不要です。 炭点前の場合、釜敷に釜を出したあと、左右の透木を取る手順が増えるそうです。 「透木」についてはこちら。 |
点前 | 道具名 | 備考 |
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続き薄茶 |
炉と同じく、「濃茶」→「後炭」→「薄茶」のうち、
「後炭」を略して「濃茶」の後半からすぐ「薄茶」に入る点前だそうです。 ただし、「朝茶事」「夜噺」などは、この続き薄茶が約束になっているのだとか。 客のほうから「○○のため、続いて薄茶をいただきたい。」などと所望し、 亭主が「勝手を申しますが、続いて薄茶を差し上げます。」などと挨拶する場合もあるそうです。 | |
炉 | ふつうに「濃茶」と「薄茶」です。 | |
炉縁 |
特に変わったところはないようです。
「炉縁」についてはこちら。 | |
水指 |
とくに特殊なことはありません。
「水指」についてはこちら。 | |
茶入・仕覆 |
濃茶点前ですから・・・。
「茶入」についてはこちら。 「茶入の形」についてはこちら。 「茶入の分類」についてはこちら。 「仕覆」についてはこちら。 | |
棗 |
棗の置く位置は普通みたいです。
「棗」についてはこちら。 「棗の形」についてはこちら。 「棗の塗り」についてはこちら。 | |
茶碗・茶筅・茶巾・茶杓 |
普通どおりセットで運び出すみたいです。
「茶碗」についてはこちら。 「茶筅」についてはこちら。 「茶巾」についてはこちら。 「茶杓」についてはこちら。 「茶杓の銘」についてはこちら。 | |
建水・蓋置・柄杓 |
普通どおりセットで運び出すみたいです。
「建水」についてはこちら。 「蓋置」についてはこちら。 「柄杓」についてはこちら。 | |
帛紗 |
これは必須ですね。
「帛紗」についてはこちら。 | |
菓子器・懐紙・楊枝・扇子 |
客側の道具はこんなところでしょうか。
「菓子器」についてはこちら。 「懐紙」についてはこちら。 「楊枝」についてはこちら。 「扇子」についてはこちら。 | |
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筒茶碗 |
筒茶碗は、酷寒の時季(1月〜2月)の扱いで濃茶には用いず薄茶のみのものだそうです。
客に少しでも温かい感じを抱いてもらうために、茶を点ててから客にすすめる茶碗が ほどよくあたたくなるようにとの思いが込められた扱いのようです。 | |
炉 | ふつうに「濃茶」と「薄茶」です。 | |
炉縁 |
特に変わったところはないようです。
「炉縁」についてはこちら。 | |
水指 |
とくに特殊なことはありません。
「水指」についてはこちら。 | |
棗 |
棗の置く位置は普通みたいです。
「棗」についてはこちら。 「棗の形」についてはこちら。 「棗の塗り」についてはこちら。 | |
茶碗・茶筅・茶巾・茶杓 |
筒茶碗は、楽茶碗のように手にした感触が「むっくり」とした土焼の茶碗が良いそうで、
水屋で先にお湯を入れて温めておくみたいです。(持ちだす時は、お湯は捨てます。) 筒茶碗に絞った状態で茶巾を耳2つ出して、左横に立てかけて茶杓、茶筅を仕込むようです。 この茶巾の状態を特に「絞り茶巾」と呼ぶみたいです。 深い茶碗の場合は、横からにぎる様に扱っても良いとのこと。 お茶を点てるお仕舞いの茶筅通しの時、茶碗をかたむけるそうです。 「茶碗」についてはこちら。 「茶筅」についてはこちら。 「茶巾」についてはこちら。 「茶杓」についてはこちら。 「茶杓の銘」についてはこちら。 | |
建水・蓋置・柄杓 |
普通どおりセットで運び出すみたいです。
「建水」についてはこちら。 「蓋置」についてはこちら。 「柄杓」についてはこちら。 | |
帛紗 |
これは必須ですね。
「帛紗」についてはこちら。 | |
菓子器・懐紙・楊枝・扇子 |
客側の道具はこんなところでしょうか。
「菓子器」についてはこちら。 「懐紙」についてはこちら。 「楊枝」についてはこちら。 「扇子」についてはこちら。 | |
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釣釜 |
釣釜に用いる釜は、「雲龍」「車軸」「鶴首」など細く長めのものが良いようです。
釜を鎖や自在で天上から釣る場合、天井が高いと下部の垂れ先が短くなって、みにくいことがあるそうです。 こんなときは、上部で継いだほうが良いとのこと。(下部で継ぎ足しすると、さらに不細工に・・・。) 自在はごく侘びたものなため、四畳半以下の小間に用いるみたいです。 台目柱や中柱のある茶室には、自在や鎖が柱と平行するため、ふさわしくないそうです。 五徳は不要です。 詳細は省きますが、炭をつぐのに邪魔にならないよう、 釜の蔓は「小あげ」→「大あげ」→「大さげ」→「小さげ」といった感じで上下動させるみたいです。 「釣釜」についてはこちら。 | |
香合 |
扱いは普通みたいです。
ただ、釜が揺らぐ心配があるため気を付けた方が良いとのこと。 「香合」についてはこちら。 | |
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透木 |
透木の扱いは、四月中旬以降、気候が余程温暖になって、炉中の炭火が見えるのが、
少々暑苦しくなった頃の小期間に行うみたいです。 炉用の透木は、通常長さ9p、幅2p、厚さ1.2cmで、小さな拍子木のようなものだそうです。 用材は、厚朴(ほお):利休好み、桐:宗旦好み、桜:仙叟好み、梅:圓能斎好み、などのようです。 風炉同様、五徳は不要です。 「透木」についてはこちら。 |