1月 12, 2014
世界気象機関発行の「国際雲図帳」では、
雲の形から十種雲形(十種雲級)として、十種類に分類しているみたいです。
それぞれ、以下のような雲だそうです。
○巻雲(けんうん):すじぐも
○巻積雲(けんせきうん):うろこぐも/いわしぐも/さばぐも
○巻層雲(けんそううん):うすぐも
○高積雲(こうせきうん):ひつじぐも
○高層雲(こうそううん):おぼろぐも
○乱層雲(らんそううん):あまぐも/ゆきぐも
○層積雲(そうせきうん):うねぐも/くもりぐも
○層雲(そううん):きりぐも
○積雲(せきうん):わたぐも
○積乱雲(せきらんうん):にゅうどうぐも/かみなりぐも
1月 12, 2014
寛道氏作で、銘「岩清水」です。
「岩清水」の銘からは、清い流れと、
滝の上から落ちる水が連想されます。
「石走る垂水の上のさわらびの
萌え出づる春になりにけるかも」
という歌が口をついて出てきました。
1月 12, 2014
誡堂作、銘「松風」です。
釜の湯のにえる音を松風といいますが、
松を渡る風の音とも思えば、
三保ノ松原や『源氏物語』も思われます。
櫂先と節の所の変化は見逃せません。
1月 11, 2014
剛山作、銘「春霞」です。
「春霞」と言えば謡曲をすぐに思います。
能『羽衣』に
「春霞。たなびきにけり久かたの。
月の桂も花やさく。
げに花かづら色めくは春のしるしかや。」
とあります。
その他『枕草子』などもあります。
和歌にも詠まれています。
桜花のたくさん咲いている風景や、
薄いピンクの色彩が見えてきます。
茶杓の銘にふさわしく、
煤竹(すすだけ)にかかる霞が素敵です。
茶杓 松長剛山 銘:春霞 はコメントを受け付けていません :
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